「(監督不在の)月日が経つうちに、ちょっとしたチームのズレにつながっていった」と明かす主将の大野。写真:田中研治

写真拡大

 湘南ベルマーレは10月10日、トップチームの監督にアカデミーダイレクター兼U−18の監督を務めていた浮嶋敏(うきしま・びん)氏が就任したことを発表した。

 2日間のオフ明けとなった今日、浮嶋新監督のもと始動したチームは馬入で約1時間半のトレーニングを行なった。

「みんな気分新たにサッカーができた」と言う主将の大野和成は、「監督が代わって心機一転というか、久しぶりにサッカーに集中してやれた感覚がすごくあった」と初練習を振り返った。

 8月中旬にJリーグからの調査要請があり、同13日以降、者貴裁前監督が指導を自粛していた約2か月間は「正直、長かった」という。

「いろいろな報道がたくさん出て、サッカーに集中しようとしても難しいところがあった。月日が経つうちにそれがだんだん、ちょっとしたチームのプレーのズレなどにつながっていったと思う」

 監督不在で5戦目となった27節の清水戦では0-6、続く前節の28節では川崎に0-5と無得点&大量失点での連敗を喫し、川崎戦後のロッカールームでは選手同士が意見を強くぶつけ合うシーンもあったという。
「みんなモヤモヤしているものがあって、それがちょっとずつプレーに(影響が)出ていた」
 先が見えない中での監督不在の2か月は、選手たちの心をどんどん疲弊させていた。

【湘南 浮嶋新監督PHOTO】湘南ベルマーレ浮嶋新監督の初練習&記者会見!!
 トレーニング前の挨拶で、浮嶋監督は「チームがひとつにまとまってやっていくしかない」と多くは語らなかったそうだが、「それで充分。充分伝わるものがありました」と大野は表情を引き締める。

「一番はベルマーレのために戦うこと、それはしっかりJ1に残留するということ。そこに向けてチーム一丸となってやっていくことが大事だと(浮嶋監督の話で)改めて感じました」「監督が代わって新たな気持ちでやれるので、(選手たちがモヤモヤしていた)そういう部分は少しずつ取り除けると思う。勝利だけに向かってやっていきたい」と今シーズン残りの6試合に向けて意気込みを語った。

 次節は9日後。湘南は敵地のニッパツ三ツ沢球技場で3位の横浜と戦う。

取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)