農家の嫁にしたいアスリートナンバーワン?の声も上がる橋本は満面の笑み

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 女子に負けてる場合じゃない。センダイガールズの怪物・橋本千紘(27)が10日、年間最大のビッグマッチとなる13日仙台サンプラザ大会でのワールド王座奪還を誓った。

 現王者はディアナのWWWD世界王座も保持する2冠王のSareee(23)。今年上半期は他の追随を許さない快進撃を見せ、東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」女子プロ大賞獲得を公言している。両者のシングル戦績は1勝1敗2分け、王座戦では1勝1敗と全くの五分。今回が完全決着戦となる。

 橋本は「今年になって表情が変わった。勢いが出てきた。自信に満ちあふれているし、迷いがなくなった」とライバルの成長を冷静に分析。「だけど自分も今は勢いがあるし、自信満々ですから。ホームのビッグマッチで負けるわけにはいかない。力でネジ伏せてやる!」と続けた。

 とりあえず不毛な「どっちがかわいいか論争」には終止符が打たれた模様で、9月29日新木場大会の前哨戦タッグマッチではパワーボムでフォールを奪取。至宝奪還へ揺るぎない自信を固めた。

 絶対に負けられない理由もある。DDTの最強決定リーグ戦「D王 GRAND PRIX」(11月29日横浜で開幕、12月28日後楽園で優勝決定戦)初参戦が決まったからだ。

 ブロック分けは未定だが、KO―D無差別級王者の竹下幸之介(24)、同タッグ王者のカリスマ・佐々木大輔(33)、高尾蒼馬(31)組、荒鷲2世こと坂口征夫(46)らの難敵がエントリー。しかもゼロワンの弾丸男・田中将斗(46)の初参戦も決まっている。

 あまりに強烈なメンバーに囲まれ、女子では唯一の参戦となる橋本は「すごい舞台に選ばれてしまいました…。選ばれたからには出場するだけじゃ物足りないし、結果を残したい。とんでもないメンバーですが、ベルトを奪い返してから優勝します!」と断言した。

 3月には仙女の総帥・里村明衣子(39)、裏番長DASH・チサコ(31)とのトリオで、KO―D6人タッグ王座を女子チームとして初戴冠(当時の王者は竹下、飯野雄貴、彰人組)。D王GPで初出場優勝の快挙を果たせば、昨年8月に女子で初めてKO―D無差別級王者となった里村に続く快挙となる。

 いわば生態系を破壊して、人間と動物の境界線を越えた熊(♀)が人里を荒らし始めたようなものだが、この熊は人間が撃ったライフルの弾など簡単にハネ返してしまいそうだ…。

 現在は体重88キロで太もも回りは70センチを超えておりいずれも過去最高値を記録。「動物に戻って戦い抜きます。ベルトを奪い返して、リーグ戦で優勝して、里村さんとどちらが最強かを争いたい」と熊(♀)、いや、橋本は闘志を全開にした。

 5日と8日には、団体で取り組む宮城産米づくりプロジェクト「農姫米」の出荷作業に励み、30キロの米袋約100個を運んで、原始的な肉体強化に充て、今年も「農家の嫁にしたいアスリートナンバーワン」の声が上がった。

 また仙台大会から新発売となる等身大表裏パネル(20枚限定)は、宮城県内でも「防犯や魔よけに最適」「来年からかかしの代わりにこのパネルを田んぼに立てればカラスは激減する」と早くも女子プロ界グッズの常識を覆す好評を得ている。

 怪物は「おいしい新米を毎日1升以上食べて体も鍛えて、もう体がパンパンになりました。日曜日が待ち遠しいです!」と太い両腕に力を込めた。台風19号の直撃が懸念される中、再度マット界に大旋風を巻き起こす覚悟だ。