今年(2019年)のノーベル化学賞に、リチウムイオン電池を開発した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)が選ばれた。きのう9日(2019年10月)の授与の発表直後から記者会見やインタビューが続いている吉野氏は、けさも「とくダネ!」に生出演し、「リチウムイオン電池の研究は旭化成に入ってから4番目の研究。1番目から3番目までは失敗でしたが、4番目で当たりくじを引きました」と笑顔で語った。

ノーベル賞の賞金の使い道については、「若い研究者にお金を出す吉野基金というのがあるので、それに一部をあてたい」と話した。

吉野氏の愛弟子である旭化成研究・開発本部の松岡直樹氏も出演し、お疲れの吉野氏に代わって裏話を披露した。リチウムイオン電池は適合する物質がなかなか見つからず、研究は暗礁に乗り上げたが、そんな時、気分転換に部屋の大掃除をした吉野氏はたまたま古い論文を見つけ、そこからヒントを得たのだという。「年末の大掃除の最中に、読まずに並べていた論文が目に入り、それがブレイクスルーにつながったそうです」

司会の小倉智昭「大掃除はするもんだ」

とりあえずビールのあとは日本酒を何杯でも

松岡氏の娘も、吉野氏が化学の道を目指すきっかけになった「ロウソクの科学という本の話を聞き、「読みたい」と興味を持ったという。「小学生が読むにはレベルの高い本ですが、苦しい研究開発の先にある輝かしい未来や楽しい面を、(吉野さんのような)ヒーローに発信してもらえることは教育上もいいと、いち父親としても思います」

伊藤利尋キャスター「私も自分の子どもに読ませたいと思います」

松岡氏はこのほかにも、「お酒が非常に強い。1杯目はビールだが、そのあとは日本酒、日本酒、日本酒」「カラオケが大好きで、十八番は中島みゆきの『糸』」「中島みゆきや松任谷由実をリスペクトしていて、研究に通ずるところがあるとよく話しています」など、師匠の素顔を明らかにした。

古市憲寿キャスター「中島みゆきさんはタイアップの上手い人。目標をもってパフォーマンスを出すというところが、吉野さんと共通していると思います」