両チームの予想布陣。モンゴルは4-3-3か。

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 10月10日、日本代表はカタール・ワールドカップのアジア2次予選の第2戦として、埼玉スタジアム2002でモンゴルと対戦する。
 
 モンゴルはFIFAランク183位。31位の日本とは大きな開きがあり、順当にいけば日本の快勝という可能性が高いだろう。もっとも森保一監督が招集した今回の23人は20人が欧州組で、彼らはリーグ戦の最中に帰国したばかり。指揮官は試合前日になって「初めて戦術練習ができる」と明かしており、全員が万全なコンディションで臨むのは難しい状況だ。なおかつ中4日で、今度はアウェーでのタジキスタン戦が待っていることも計算に入れなくてはいけない。
 
 一方のモンゴルは、今予選はすでに2試合を消化しており、ミャンマーに1-0、タジキスタンに0-1と、1勝1敗の成績だ。勝利したミャンマー戦では身体を張った守備が光り、相手のチャンスを阻みながら、決勝点へつないだ。
 
 森保監督はそんなモンゴルに関して「印象はフィジカルの強さかなと思います。モンゴルはフィジカル的にタフに厳しく戦ってきます」と説明し、警戒すべきはカウンターだと続ける。
 
「相手がカウンターを狙ってきているところで、ボールを失えばすぐに切り替えて奪いにいきたい。カウンターを受けないように守備をしなくてはいけないですし、リスク管理をしなくてはいけません」
 
 モンゴルのシステムは、先日のタジキスタン戦をもとにするなら、4-3-3か。キープレーヤーと呼べるのは、CFでエース格のミジドルジ・オユンバートル、交代の切り札になりそうなFWナランボルド・ニャムオソル、10番を背負ってアンカーを務めるツェンドアユシュ・フレルバートル、そして守護神のアリウンボルド・バツァイハン。
 
 彼らに共通して言えるのは、やはりフィジカルの強さ。日本はカウンターに気を配りながら、球際での勝負で後手を踏まないことが大事になりそうだ。
 
 またチーム最年長のGK川島永嗣は「(モンゴルは)自分たちが思っている以上にオーガナイズしてくると思いますし、そういうなかで自分たちはスペースを見つけなくてはいけないです。予想外のこともやってくるはずなので、しっかり対応したいです」と意気込む。
 
 森保ジャパンは9月10日のアウェー・ミャンマー戦に勝利し、今予選、白星スタートを飾ったが、4年前はホームでの初戦、シンガポール戦で引き分け、波乱の船出となった。川島はあの経験を活かしたいとも語る。
 
「あのイメージは多くの選手の頭のなかに残っていると思いますが、それが予選の厳しさでありますし、サッカーの難しさでもあります。だから、気にかけなくてはいけないですが、ミャンマー戦もそうでしたが、レベルの高いサッカーをできるかも意識しなくてはいけないと思います。
 
 大事なのは1点目。そこを取ることができれば、自分たちのペースに持っていくことができる。ただそこが上手くいかなかった場合に自分たちがどうするかが大事。焦らず最後に決めていくことが大切です」
 
 その中で今回の日本代表は、エースの大迫勇也を太ももの故障で欠く。それだけにほかの前線の選手がどれだけ奮起できるかがポイントになる。本稿では大迫の代役のCFに南野拓実を推したが、FWにはスピードが特長の永井謙佑、浅野拓磨、本来はパサーで欧州移籍を経て得点力を身に付けた鎌田大地らがいる。彼らを森保監督がどう活かすかも大きな焦点になりそうだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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