すずとリン、そして周作の知られざる三人の物語が明らかに…!/(C)2019こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会

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2016年に公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど国内外で70以上の賞を受賞し話題を呼んだ『この世界の片隅に』。そこへ新たなエピソードが追加された新作映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が12月20日(金)より公開される。このたび予告編映像と、主人公のすず役を演じたのん、白木リン役を演じた岩井七世のインタビュー&アフレコ映像が解禁された。

フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で優秀作品賞を受賞するなど、国内外で大きな反響を呼んだ『この世界の片隅に』。2016年の公開から1日も途切れることなく900日以上にわたり上映が続けられているが、本作はそこへ原作の魅力的なエピソードを散りばめた新作となる。

広島県・呉に嫁いだすずは、夫の周作と、その家族に囲まれて新たな生活を始めるが、戦況が悪化し生活は困難を極める。工夫を重ねて日々の暮らしを紡いでいくすずだったが、ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるものの、呉で初めて出会った同世代の女性に心を通わせていくすず。しかし、ふとしたことをきっかけに、すずは周作とリンの過去に触れてしまい…。すずを取り巻く人々の「さらにいくつもの人生」が、より深く描かれていく。

このたび解禁された予告編では、すずが描いた“あいすくりいむ”や“ハッカ糖”、“わらび餅”などお菓子の絵について、リンと楽しそうに笑い合う場面が映し出される。満開の桜の木を背に語り合う場面など2人の心の交流が映描かれ、すずと遊郭で働くリンを主軸に、愛らしく切ない予告編となっている。さらに前作では描かれなかった、周作を巡るすずとリンの関係性が垣間見えるシーンも。寒空の下を曇った表情で歩くすずの姿と、「周作さん、うちはなに一つリンさんに敵わん気がするよ」と話すすずの声が挿入され、周作を巡る3人の物語を喚起させる内容となっている。

さらに、北條すず役ののんと白木リン役の岩井七世のアフレコ映像も初解禁。3年ぶりにすず役を演じたのんは、「時を経て、同じ役に挑むことは初めての経験だったので緊張しましたが、スタジオでは監督とリン役の岩井さんと一緒に収録することができたので、すぐにすずを思い出せた気がします。今までのすずさんと違った一面もあるので、おもしろかったです」と前作との違いを語る。同じく3年ぶりにリンを演じた岩井は、「このような形でまた映画館で上映されるということで、本当に最良の形だと思いますし、台本と絵コンテが送られてきた時は『やっとだ』という想いから涙が出ました」と感慨深げ。それぞれが内に秘めた想いを抱えながら、日々を懸命に生きていたあのころ。すずの中にあった本当の感情とは…?温もりに満ちた新たな物語に、再び注目が集まることは間違いない!(Movie Walker・文/富塚 沙羅)