宮古島「パーントゥ」 容赦ない泥塗りにクレーム?

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 泥を塗り付けて厄払いする沖縄県宮古島の伝統行事「パーントゥ」が思わぬ事態に悩まされています。ユネスコの無形文化遺産登録で観光客が急増し、なかには「服が汚れた」などクレームを入れる人もいるといいます。

 4日、普段は静かな通りにパーントゥが現れると、小さな集落は活気にあふれました。厄払いの意味を込めて、仮面を着けた神様が容赦なく泥を塗る伝統行事「パーントゥ」。重さ30キロのつる草を巻き付けた体は、神聖な井戸から取った泥にまみれ重量を増しています。大人は泥んこの顔を誇らしげに笑い、子どもは逃げ惑う。無病息災などを祈願して、地元住民だけでなく、観光客や報道関係者だって塗り付けられます。

 大勢の人に囲まれ集落を歩くパーントゥ。しかし、見物する人が増えたことで悩みを抱えていました。

 島尻自治会・宮良保会長:「パーントゥは走って泥を塗るんですけど、人がいっぱい居たら走る場所がない。たまに屋根に上ったりする (見物の)人もいる。こういうことも非常に危険なので、やめてもらいたい」

 ユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、奇祭としてその名が知れ渡るにつれて観光客が急増。数年前からは、「泥で服が汚れた」「抱き付かれた」などと本気でクレームを付ける人が増えてきたといいます。

 地元自治会ではトラブルを防ぐためパーントゥの周辺に付添人を配置したり、また、開催日を直前まで知らせない対策を取るなどしているということです。