大相撲の千賀ノ浦親方(58=元小結隆三杉)が8日、東京・台東区の部屋で取材に応じ、弟子の十両貴ノ富士(22)との対面を改めて熱望した。付け人への2度目の暴力行為が発覚した貴ノ富士に対して、日本相撲協会は9月26日の理事会で自主引退を促した。その後に貴ノ富士は部屋に戻らなくなり、師匠とは音信不通の状態が続いている。

 千賀ノ浦親方は「向こう(貴ノ富士)の弁護士から『本人とは会わないでください』と言われている。師匠と弟子ですから。何で会ってはいけないのか。顔を合わせて、面と向かって話したい」と訴えた。一方、師匠の判断で相撲協会に引退届を提出する可能性については「考えていない。やっぱり本人と話をして、自分から出すような方向に持っていってあげたい」と親心をのぞかせた。

 貴ノ富士の代理人弁護士は11日までに本人の意向を協会側に伝えるとしている。「自主引退」を拒否した場合は、協会と法廷闘争に突入する可能性が高い。そうなる前に師匠から弟子を説得したいところだが…。切実な思いは本人に届くのか。