逮捕状請求の棄却を受け、待機していたソウル拘置所を出て車に乗り込むチョ氏の弟=9日、義王(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国のチョ国(チョ・グク)法務部長官の親族が運営していた学校法人を巡る不正疑惑で、ソウル中央地裁は9日未明、チョ氏の50代の実弟に対する背任容疑などでの検察の逮捕状請求を棄却した。

 チョ氏の弟は、父親が理事長を務めていた学校法人を相手取り過去の工事代金の支払いを求める「虚偽の訴訟」を起こして勝訴し、同学校法人に損害を与えた疑いなどが持たれている。逮捕状請求が棄却されたことから、こうした疑惑に対する検察の捜査への一定の打撃は避けられない見通しだ。検察がチョ氏の家族を相手に行き過ぎた捜査をしているとの批判世論も高まりそうだ。