ボローニャでは右サイドバックの定位置をつかんでいるDF冨安健洋

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 今季から加入した新天地で開幕から全7試合フル出場を続けている。セリエAの舞台で貴重な経験を重ねる日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)は「しっかり試合に出させてもらっているので、いい時間を過ごさせてもらっている」としながらも、「(その経験が)そのまま自信につながっているという感覚はない」と冷静に語った。

「やられるシーンもあるし、チームとして失点が止まっていない。そこにこだわっていかないといけない」。今季は7試合中、無失点試合は2試合。計9失点という数字にも満足はしていない。「どうしても1対2をつくられる状況が多い。前の選手を戻すとか、そういうこともやっていかないといけないと感じている」と課題を口にした。

 一方で1対1の局面には手応えも深めている。「自分の間合いというか、相手にボールが入る前にできるだけ寄せて、自分の感覚で守備ができれば、ある程度やれるのかなとは感じている」。所属クラブでは右サイドバックが主戦場だが、日本代表では不動のセンターバックとなっている20歳は「環境が変わることによって自分の力を試す機会にもなる」と、イタリアでの経験を日本代表に還元するつもりだ。

(取材・文 西山紘平)