日本代表に合流したDF長友佑都

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 日本代表は8日、埼玉県内で合宿2日目の練習を行い、10日のW杯アジア2次予選・モンゴル戦(埼玉)に向けて調整した。この日の練習から海外組9人が合流。全23選手がそろっての初練習となったが、この日から合流した選手はランニングなど軽めのメニューで汗を流した。

 チーム全員での本格的な戦術練習は試合前日のみという状況だが、それも日本代表の宿命だ。この日から合流したDF長友佑都(ガラタサライ)は「ほとんどが欧州組なので、試合して移動してリカバリーして試合。簡単ではないけど、その中でやれないと話にならない」と力説する。

 23人中、海外組は過去最多の20人を占める。長距離移動、過密日程、時差など難しい状況下でホームに迎えるのはFIFAランキング183位という明らかに格下のモンゴル(日本は31位)。サッカーの面でも頭の切り替えは必要になりそうだ。

 今季はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)にも参戦している長友は1日のグループリーグ第2節でパリSGと対戦し、0-1で敗れた。「トルコでは通っていたパスがチアゴ・シウバやマルキーニョスに取られる。足の伸びてくる幅が違う」という体験をしたばかりだ。「そこから今度はレベルの落ちる相手とやる。感覚的な部分で切り替えるのが難しいというのは正直ある」と打ち明ける。

 モンゴル戦、15日のW杯アジア2次予選・タジキスタン戦(ドゥシャンベ)が終わってチームに戻れば、今月22日には欧州CL第3節のレアル・マドリー戦も待っている。「チームに戻ったらチャンピオンズリーグでレアルとの試合がある。そのギャップというのには慣れていかないといけない」と実感を込めて言った。

「白米みたいになりたい」。そう唐突に切り出した33歳の左サイドバックはその真意について「白米はいろんな食材と噛み合う。代表でいろんな選手と組んで、いろんな相手と対戦する中で、しっかり適応できる柔軟性をもっともっと磨きたい」と説明する。

「『日本代表にはまだ長友がいるのか』『もっと若い選手を使えよ』という声もあるかもしれないけど、白米は噛めば噛むほど味が出る。『長友がいたら日本代表は味が出るな、融合しているな』と思わせるようなプレーをしていきたい」。独特な表現で決意を口にし、報道陣の笑いを誘った。

(取材・文 西山紘平)