各国の台風予測モデルを徹底分析都市型大規模災害の可能性 東京は47%(8日発表)

2019/10/08 12:40 ウェザーニュース

10月に入りましたが、今年は、もうしばらく台風への警戒が必要です。現時点で本州の南の海面水温は、依然として27〜28℃と平年より1〜2℃高くなっており、台風が発達しやすい状況が続いています。このため、台風19号は8日(火)9時現在で、猛烈な勢力にまで発達しています。ウェザーニュースでは、世界各国の気象機関における気象予測モデルの精度を検証し、誤差が一番少ない気象予測モデルはどれなのかを解析しました。

5日前の精度が高いのは「イギリス気象庁」

検証方法は、海水温が高い状態となっている2019年台風14号〜18号を対象に、世界各国の気象予測モデルにおける接近・上陸の5日前の台風進路予想について分析。5日前の段階での予想進路と実際の進路を比較して、誤差が一番少ない気象予測モデルはどれなのかを解析した結果、以下のような順位となりました。1、イギリス気象庁(UK Met Office)2、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWFS)3、アメリカ海軍(NAVGEM)4、アメリカ海洋大気庁NOAA(GFS)5、日本気象庁(GSM)最も精度が高いのは「イギリス気象庁(UK Met Office)」であることが分かりました。

東京で大規模災害の可能性「47%」

今年2019年15号の千葉や昨年2018年21号の大阪など、人口密集地に台風が直撃することで被害が一層拡大することが分かっています。そこで、数ある予測モデルの中でも、直近の台風予測精度の高かった気象予測モデルの順位による重み付けを行い、ウェザーニュースが独自で台風が東京・名古屋・大阪という大都市に向かう確率を算出し、大都市における大規模災害の可能性を出しました。(※注1)

東京方面      :47% 名古屋方面     :15%大阪方面      :22% 千葉県の東海上を通過:16% 上記の通り、東京は47%の確率で大規模災害が発生する可能性があります。

事前の備えが大切

台風が近づくにつれて予想進路が変化し、東京や名古屋など大都市圏からそれる可能性も残っており、そうなれば被害は小さくなると考えられます。しかし、自分は大丈夫と油断することなく、最悪のケースを想定して対策をとることが大切です。特に、今回は台風の進行方向の右側にあたる地域で、暴風被害が非常に大きくなると懸念されています。・コンビニなどが品薄状態となる可能性があるため食料を確保・長期間の停電に備えて電源を確保・電車など公共交通機関が止まった場合、移動手段が自家用車となるためガソリンは満タンに・植木鉢や物干し竿などが飛ばされると、近隣住宅に被害を及ぼすケースがあるため、飛ばされやすい物を片付ける・断水した時のために風呂に水を張る・断水で食器が洗えない場合に備え、サランラップ、アルミホイルの準備など 、各自で対策を行うようにしてください。

※注12019年台風14〜18号を対象に、世界各国の気象予測モデルにおける接近・上陸の5日前の予想進路と実際の進路を比較して、モデルごとに予測精度の順位を算出しました。その順位による重み付けを元に、台風19号が東京・名古屋・大阪という大都市に向かう確率を解析し、都市型大規模災害発生の可能性を算出しました。その場所への接近・上陸の確率を示すものではありません。