練習中に笑顔を見せるMF遠藤航

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 所属クラブで試合に出ていなくても不安はない。今夏、シントトロイデンからシュツットガルトに期限付き移籍した日本代表MF遠藤航だが、新天地での出場機会はいまだゼロ。それでも「そんなにネガティブにはなっていない。遅れて加入したし、チームの調子も良い」と冷静に受け止めている。

 開幕から好調だったシュツットガルトはブンデスリーガ2部で首位を走っていた。前節のビースバーデン戦に1-2で敗れ、今季初黒星を喫したが、6勝2分1敗の勝ち点20でハンブルガーSVと並び、得失点差で2位。「前回の試合で負けてしまったので、これからチャンスが来るのかなというイメージでいる」と虎視眈々とチャンスを待っている。

 クラブではサイドバックやアンカー、中盤の右サイドなど、さまざまなポジションで練習しているという遠藤。試合勘についても「そんなすぐには落ちない。しっかり練習を積んでいれば大丈夫」と強調した。

「これだけ試合に出られない期間が長いのはプロに入って初めてだけど、今までもずっとうまくいっていたという感覚はない。いろんな壁があって、それを克服して今がある。今、出られていないことも経験。いつかチャンスが来ると思うし、そのときにしっかり結果を出せれば」

 前回の代表シリーズでは9月5日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦の前日に合流したこともあり、パラグアイ戦、同10日のW杯アジア2次予選・ミャンマー戦といずれも出場機会がなかった。代わってMF柴崎岳とダブルボランチを組んだのは国内組のMF橋本拳人。同じリオ五輪世代でもあるライバルの台頭に「昔から一緒にやっていて、つぶせるのは知っていたけど、縦に入れるところも上手いし、よりつなぎにフォーカスしているのかなと。刺激を受けている」と対抗心を隠さず、クラブでも代表でもポジション争いに勝っていく決意だ。

(取材・文 西山紘平)