松坂大輔

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 右肩の怪我の影響により、今シーズンは「2試合・0勝1敗・防御率16.88」と思うような結果を残せなかった中日・松坂大輔。4日、その右腕の退団が決まったと各メディアが広く報じている。

 報道によると、同日ナゴヤ球場にスーツ姿で現れた松坂は、関係者への挨拶回りの後、球団側と会談。そこで今シーズン限りでの退団を申し入れ、加藤宏幸球団代表もこれを了承したという。

 球団側が9月下旬に打診した契約延長に対し、前日時点まで返答をしていないことが伝えられていた松坂。そこから一転しての退団となったが、その理由について本人は「ホークスをクビになった時に、森さん、デニーさんに声をかけてもらってドラゴンズにひろってもらった。その2人の退団を聞いて、『僕もいてはいけないな』と思った」とコメントしたとも伝えられている。

 他球団での現役続行を目指し、中日を退団する決断を下した松坂にネットユーザーは「2年間ドラゴンズでプレーしてくれてありがとう」、「退団は寂しいけど、他球団でも頑張ってほしい」、「ひろってもらったのに自分から辞めるっていうのはなんか気に食わんな」、「もうそこまで需要もなさそうなのに、自分から契約切って逆に大丈夫なのか?」と賛否両論。

 また、「球団は契約延長打診してるのに、『いてはいけない』ってどういうことだよ」、「ホークスはクビじゃなくて自分から出て行ったんだろ」、「森さんとデニーさんを引き合いに出すのは、ここまで待ってた球団に対して失礼じゃない?」といった、退団コメントに対する批判も相次いでいる。

 一方、中には「成績残してない選手が自分から契約断るか普通?」、「森、デニーうんぬんはただの口実で、実はもう移籍先にめどをつけているのでは?」、「返答を保留していた間に、他球団と水面下で接触していたのかも」と想像するコメントも。退団に踏み切ったのは、他球団からオファーがあったからではないかとみる向きも強い。

 松坂の新天地としてプロ野球ファンが名を挙げているのは、プロ入りした1999年から2006年まで在籍した西武、自身が高校時代を過ごした神奈川・横浜を本拠地とするDeNA、石井一久GMをはじめ近年西武色を強める楽天、そして2009年WBCを共に戦った原辰徳監督が指揮を執る巨人の4球団。ただ、この4球団の中では、西武を最有力候補とする声が最も多い。

 「西武は2017年オフに、退団から10年以上が経過していた松井稼頭央を呼び戻した前例があります。また、今オフ西武は現時点で12球団最多となる7名の支配下投手を、戦力外にして枠を整理してもいます。西武が最有力候補に推されるのは、これらの点が理由となっているようです」(野球ライター)

 ファンの推測通りに古巣復帰を果たすのか、それとも全く別の展開となるのか。いずれにせよ、松坂の去就にもうしばらく注目が集まりそうだ。

文 / 柴田雅人