9月に現役引退を表明したエトー氏 photo/Getty Images

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現役時代に10以上のクラブを渡り歩き、先日引退を表明した元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏が、これまでのキャリアを振り返っている。

レアル・マドリードやバルセロナ、インテル、チェルシーなど、数々の名門クラブでプレイしてきたエトー氏。3度の欧州制覇に加えて、リーガ・エスパニョーラやセリエAの優勝など、数々のタイトルを獲得してきた。また、個人としては2シーズン連続で主要タイトルの3冠を経験しており、アフリカ年間最優秀選手賞も最多となる4度の受賞を誇る世界屈指のストライカーだ。

そんなエトー氏が伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューで「自身のキャリアで最高のクラブは?」と聞かれると、少々意外なクラブの名前が返ってきた。「インテル? バルセロナ? いや違うよ、最高だったはマジョルカだ。ただ、キャリアにおいて栄光という点で見れば、バルセロナが50%、インテルが50%かな」と述べたのだ。エトー氏は2000年1月から2004年8月まで4年半のあいだマジョルカでプレイし、公式戦154試合66ゴール7アシストを記録。2002-03シーズンにはチームをスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)優勝へ導いており、バルセロナへのステップアップを果たすキッカケとなったクラブでもある。これまでも何度かクラブ愛を口にしていたが、エトー氏にとってやはりマジョルカは心のクラブのようだ。

さらに「バルサは、何百万人ものアフリカの子供たちに、人生では何でもできるという夢を見させるためのショーケースとなった。インテルは次にポイントとなったね。『イタリアへ行く必要はない。人種差別の問題がある』と言われたけど、そういった話を気にしなかったよ。実際に、他の地域よりも少なかったと思うしね」と明かしている。

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