2得点のFWルイス・スアレス

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[10.2 欧州CLグループF第2節 バルセロナ2-1インテル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日、グループリーグ第2節を各地で行い、F組のバルセロナとインテルが対戦した。開始早々にアウェーのインテルが先制するも、後半はバルセロナがFWルイス・スアレスの2得点で逆転。2-1で勝利したスペイン王者が今季の欧州CL初勝利を挙げた。

 ホームのバルセロナは第1節ドルトムント戦に0-0で引き分け、できるだけ勝ちがほしい一戦。太ももの負傷が再発していたFWリオネル・メッシが先発に復帰し、FWルイス・スアレス、FWアントワーヌ・グリエーズマンとの3トップを組んだ。今季の新戦力ではMFフレンキー・デ・ヨング(←アヤックス)も先発に入った。

 対するインテルも第1節スラビア・プラハ戦は1-1のドロー。FWラウタロ・マルティネス、FWアレクシス・サンチェスが2トップを組む3-5-2のシステムでビッグマッチに臨み、新加入のDFディエゴ・ゴディン(←A・マドリー)やMFニコロ・バレッラ(←カリアリ)もスタメン入りした。

 試合は早々に動いた。インテルは前半2分、相手のプレッシングをかいくぐりながらボールを前進させると、ファウルを受けたクイックリスタートから攻撃を展開。最後はA・サンチェスの浮き球スルーパスにL・マルティネスが抜け出し、DFクレマン・ラングレをかわして左足で流し込んだ。

 その後もインテルは浮き球のスルーパスで脅威を与える。前半16分、MFアントニオ・カンドレーバのフィードにL・マルティネスが抜け出したが、これは惜しくもオフサイド。27分にもMFマルセロ・ブロゾビッチの浮き球に抜け出したカンドレーバがネットを揺らすも、またしてもオフサイドに阻まれた。

 それ以降もL・マルティネスとA・サンチェスの2トップを中心に攻撃を展開するインテルだったが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブに阻まれるなど、なかなか決定機を活かせず。すると後半8分、バルセロナはMFセルヒオ・ブスケツに代えてMFアルトゥーロ・ビダルを入れ、徐々に主導権を取り戻した。

 すると後半13分、ようやくバルセロナが試合を振り出しに戻した。メッシが右サイドのニアゾーンを制して相手を押し込むと、戻したボールを受けたビダルはクロスボールを選択。中央で逃げる動きをしたスアレスが豪快なボレーシュートを試みると、ジャストミートしたボールがネットに突き刺さった。

 そこからはバルセロナが一方的に優位に試合を進め、後半21分にはグリエーズマンに代わってFWウスマン・デンベレを投入。すると39分、ドリブルで切れ込んだメッシのパスからスアレスが持ち出し、左足で落ち着いて流し込んで逆転に成功した。これが大きな決勝点となり、バルセロナが勝ち点4でグループ2位とした。