英ロンドン南部のクロイドンに出現したバンクシーの作品展「国内総生産」を見に集まった人々(2019年10月1日撮影)。(c)Tolga Akmen / AFP

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【AFP=時事】英国の覆面ストリートアーティスト、バンクシー(Banksy)の小さな作品展が9月30日、ロンドンの空き店舗に突如出現した。

 

 夜間のうちにバンクシーの作品が登場したのは、ロンドン南部クロイドン(Croydon)のサリー通り(Surrey Street)。作品は廃業した店舗スペースの巨大なガラス窓の内側に陳列されている。表には店名の代わりに「国内総生産(Gross Domestic Product)」と書かれている。

 作品の中には、英グライム・ラッパーのストームジー(Stormzy)が今年のグラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)でヘッドライナーとしてパフォーマンスするために、バンクシーがデザインした防刃ベストも含まれている。

 店の周りにはアート好きや興味を持った買い物客が多数集まり、神出鬼没のゲリラ・アーティストの作品をひと目見ようと競い合った。

 バンクシーは作品展の動機に関するメッセージで、グリーティングカード会社がバンクシーの「偽物」製品を販売するためにバンクシーの名を使用する法的申請を行ったため、店を開かざるを得ないと感じたと説明。「向こうは、私が自分の弁護をするために出廷することはないと見込んだのだと思う」と述べた。

 バンクシーによると今回の作品の売上金は、イタリア当局に押収された移民救助船に代わる新たな船を購入するために使用されるという。

【翻訳編集】AFPBB News