プレミア12で韓国を率いるキム・ギョンムン監督「日本はチェックした。主な選手は…」

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野球韓国代表のキム・ギョンムン監督は10月2日、韓国野球委員会(KBO)の社屋で開かれた記者会見でプレミア12に臨む28人の代表チームの最終リストを発表し、本大会への強い覚悟と決意を明かした。

キム・ギョンムン監督は「最終エントリーを選ぶ前には本当に頭が痛かった。心配もたくさんして、選手たちの長所を見ようと努力した。28人を定めたことでむしろ気が楽になった。選手たちを信じて、素晴らしいスタッフらとともに、開幕まで残り1カ月となった大会を上手く準備して、ホームで良い結果を残してファンに報いるようにする」と必勝を誓った。

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以下はキム・ギョンムン監督との一問一答。

キム・ギョンムン監督

―もっとも悩んだポジションは?

28人の選手たちを選んだ今、監督は選手たちを信じなければならない。皆が良い選手だと思って、全面的に信じる。

―ほとんどの選手がポストシーズンを戦っているが、体力的な問題に対する解決策は?

一緒に練習する時間が多くないのは残念だ。野球は選手同士の呼吸を合わせなければならないスポーツだ。残念ではあるが、所属チームでの責任感を忘れず、残りの試合をうまく終えて負傷なくチームに合流することを願っている。

―若い選手たちの名前が目につく。世代交代を考慮したのか。

11年前のように完全な世代交代ではない。年齢の高い選手たちよりも31歳ぐらいの選手たちが主軸になって、彼らが他の若い選手たちをうまくリードして大会をうまく終えたいと思っている。

―今回のメンバーが来年の東京五輪代表チームの構想にまで影響があるのか。

オリンピックまでのことは考えていない。プレミア12の初戦にすべての精神を集中している。初戦にすべての焦点を合わせる。

―速球派の右腕投手を多く選んだが?

まずはホームで3試合をする大会だ。先発投手が多くなければならないという考えはなかった。先発投手は4人と見積もって、残りの9人を構成した。相手チームによって活用するだろう。

―プロ球団の監督時代の教え子だった選手と再会するが?

新しく出会う選手たちにさらに気を使うだろう。韓国で行われる予選大会だけに、負けたくない。昨日NCと斗山(トゥサン)の試合を見たが、とても素晴らしい試合をした。 韓国代表チームも、高尺(コチョク)ドームであんな試合をしてみたいと思った。

―一塁手が1人だけだが?

キム・ヒョンスは一塁を見ることもできる。ファン・ジェギュンも緊急の場合は一塁手として準備することになる。

―ポストシーズンから脱落した球団の選手はあらかじめ集まるのか。

ワイルドカード敗退チームの選手たちは10月10日に水原(スウォン)のKTウィズパークで集まって、11日から練習を開始しようかと考えている。

―キム・サンスは今季、所属するサムスンで2塁手だった。代表チームではどんなポジションを任されるのか。

主力ショートであるキム・ハソンに休息が必要なら、キム・サンスとホ・ギョンミンをショートで準備する。

―日本、台湾のエントリーを見てどんな感じを受けたか。

台湾代表チームはまだ見ていない。日本はチェックしたが、主な選手が何人かいるものの、全体的に若くなった印象だ。(両チームともに)十分太刀打ちできる相手だと思う。 日本で対戦し、良い試合をしたい。

―キャプテンは誰がするのか。

決めたものの、まだシーズンが続いているので後日発表する。

―選手らに頼みたいことは?

昨年はいろいろとあったので感じたことが多いはずだ。韓国国旗に対する自負心を持って、今回は良い結果を出してほしい。

―同じ組のライバルたちの試合を見てきたと聞いているが、どんな感じを受けたか。

カナダは思ったより良かった。キューバは期待していたよりも状況が良くなかったが、大会では違うと思う。しっかり準備してくるだろう。

―ファンに一言あるとしたら?

ファンが野球をたくさん愛してくれているが、一定の選手たちに対して良くない目で見る側面もある。しかし、私は監督の立場から28人の精鋭要員を選んだ。たくさん理解して応援してほしい。