統一部=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は1日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が中朝国交樹立70年の記念日となる6日前後に中国を訪問する可能性があるとの観測について、「関心を持って見守っている」と記者団に語った。金委員長の10月の訪中は、中国の習近平国家主席が6月に北朝鮮・平壌を訪れた当時から取り沙汰されてきた話だとも説明した。

 一方、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使が先月30日(現地時間)、国連総会の一般討論演説で南北関係の膠着(こうちゃく)の責任を韓国に転嫁したことについて、この当局者は「これまでの北の立場を繰り返したもの」だとし、「公の場での国連大使の演説にいちいち対応する必要はない」と述べた。

 金氏は演説で韓国軍による兵器の導入や韓米合同軍事演習を取り上げ、「相手に対する敵対行為を全面的に中止し、武力を増強しないことで合意した(2018年9月の南北)軍事分野合意書に対する違反だ」と主張した。