毎月1日は映画館でお得に映画を楽しめる「ファーストデイ」。気になる上映作品は?

国内最大級の映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)の評価やレビューをもとに、10月1日(火)に上映中のおすすめ最新映画8作品をご紹介します!

海外作品[洋画]/5作品

ホテル・ムンバイ

2008年にインドの五つ星ホテルで実際に起きたテロからの奇跡の脱出劇を、新進気鋭のオーストラリア人監督アンソニー・マラスが映画化。武装したテロリストたちが、500人以上の宿泊客とホテルマンを人質にタージマハル・パレス・ホテルを占拠。特殊部隊の到着まで数日かかる絶望的な状況下で、従業員たちはプロとしての誇りをかけて宿泊客を救う道を選択する。

実際の生存者へのインタビューを重ね、当時の記録を徹底的にリサーチしたという本作は、世界各国を代表する実力派俳優たちの演技も相まって、まるでその場に居合わせたようなリアルな映像表現になっている。

Filmarksユーザーからは、「かなりバイオレンスな内容だけど、何が背景にそれが起こるのか、向き合うために必要な映画」「緊張しっぱなしの2時間。リアリティーありすぎます」「見終わった今、何をどう言葉にすればいいか分からないほど、色んな感情で溢れています」といった感想が投稿されている。

『WEEKEND ウィークエンド』

『さざなみ』『荒野にて』のアンドリュー・ヘイ監督が2011年に手掛けた、正直で親密でリアルな男性同士の恋愛模様を描いたラブストーリー。二人のままならない出会いから心を通わせていく様子を通じて、人生の美しさを描く。

金曜の夜、ライフガードとして働くラッセルと、アーティストのグレンがクラブで出会い、二人は共に帰宅し、愛を交わす。しかしそんなひとときは束の間、土曜の夕方、ラッセルはグレンからある事実を知らされる……。

「鑑賞後の余韻が心地よい映画」「同性愛者の感情というものを誇張なく捉えた紳士的作品」「リアルだからこそ心に刺さるし、でも美しく撮ってるから見てて心地よい」など。

『サラブレッド』

『レディ・プレイヤー1』でヒロインに抜擢された実力派女優オリヴィア・クック、『スプリット』で主要人物を演じた個性派女優アニャ・テイラー-ジョイ、ふたりの注目若手女優が共演するスタイリッシュ・サスペンス。

強烈な個性を育んだために社会からのけ者にされていたアマンダ、上流階級で名門校に通い一流企業のインターンを経験していたリリー。長年疎遠だった幼馴染みの少女二人が再会し、ある目的のために行動をともにし始めるが、友情が深まるにつれてそれぞれの凶暴な性格が顔を出し始める。

「映像美、人物美、サスペンス、最高のバランス」「ミヒャエル・ハネケとかヨルゴス・ランティモス好きには刺さること確実な優れもの」「正反対な二人が少しずつ狂いそうな手前でじりじりと息を潜めている感じや、爆発手前で焦らされている感が良かった」など。

『ヘルボーイ』

過去にギレルモ・デル・トロ監督によって映画化された人気アメリカンコミックを、原作者マイク・ミニョーラの完全監修、大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のニール・マーシャル監督で再び映画化。主演をデヴィッド・ハーバー、敵の魔女役をミラ・ジョヴォヴィッチが演じる。

地上を魔物の世界に変えようとする“ブラッドクイーン”こと最強の魔女ニムエから地球を守るべく、超常現象調査防衛局B.P.R.D.のエージェントで、地獄生まれ、地球育ちの悪魔の子・ヘルボーイが挑む。

「とにかく地獄バトルしまくりなんですけど、どれもすごいディティールにこだわってて超クール」「ミラ・ジョヴォヴィッチの悪役もハマってる」「ド派手なアクションとノリノリロックなBGMは、大画面推奨」など。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』

『荒野の用心棒』や「夕陽のガンマン」シリーズなど、全世界にイタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタンブームを巻き起こした巨匠セルジオ・レオーネが1968年に手掛けた作品。

レオーネ生誕90年、没後30年にあたる今年、2時間45分のオリジナル版が日本初公開。西部開拓期のアメリカを舞台に、熾烈な争いに巻き込まれた主人公の女性を通して、移り変わる時代とともに滅びゆくガンマンたちの落日を描く。

当時日本では、2時間21分の短縮版が「ウエスタン」という邦題で公開された。

国内作品[邦画]/3作品

『宮本から君へ』

新井英樹の人気コミックを、『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督が実写映画化。超不器用ながら誰よりも正義感の強い青年が、愛する女性のために意地を貫く暑苦しくも切ない極限の人間讃歌エンターテイメント。

金なし!コネなし!勝ち目なし!でも情熱だけは半端ない! 熱血営業マン・宮本浩を池松壮亮、その恋人を蒼井優が演じる。

「ひたむきに大切なものと自分を全力肯定して信じ続けた宮本は最低で最高!」「全く飽きない。これぞ熱量系映画」「多分一生忘れられない映画に出会ってしまった」など。

『惡の華』

『スイートプールサイド』『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』など、原作の映画化が続く押見修造による大ヒット同名コミックを、伊藤健太郎、玉城ティナの共演で実写映画化。

ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に退屈な日々をやり過ごす中学2年生の男子が、憧れのクラスメイトの体操着を盗んだところを、問題児の少女に目撃されてしまうことから始まる青春狂騒劇を描く。

「惡の華のよさがちゃんと出ててほんとにほんとに最高でした」「この青春地獄映画は中毒になりそう」「過激なシーンもありつつも、思春期を経験してきた人ならば、どこかに共感できると思う作品」など。

『任侠学園』

社会奉仕がモットーの弱小ヤクザたちが奮闘する様子を描いた今野敏の人気小説「任侠」シリーズを、西島秀俊と西田敏行のW主演で実写映画化。

社会貢献に目がない組長が率いるヤクザ”阿岐本組”が挑むのは、経営不振の高校の建て直し。そこで阿岐本組No.2の日村を待ち受けていたのは、無気力で無関心なイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだった……。果たして、阿岐本組の面々は義理と人情で学校を救うことができるのか!?

「ホッコリ笑える楽しい作品」「予告編から想像していたより、はるかに面白かったです」「任侠映画を塗り替えた任侠コメディだと思います!」など。

お得に楽しめる10月1日はぜひ映画館へ! 

【文/真央masao】

※地域によって公開時期・上映館の有無は異なります。※記事に掲載されているFilmarksユーザーのレビューは2019年9月23日時点のものです。

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