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コスプレイヤーの伊織もえさんが9月24日、ラジオ番組「アフター6ジャンクション」(TBSラジオ)にゲストとして出演。コスプレの苦労について語った。

世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット96」で、ゲームソフト『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』のキャラクター・ライザのコスプレを披露した伊織さん。これがキッカケで、日本最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2019」にて、同作の公式ステージに出演したそうだ。

番組内では、同作のコスプレで使用した自作の武器を伊織さんがスタジオに持参。実物を見た同番組のパートナーでフリーアナウンサーの宇垣美里は「え、これ作ったんですか、すごーい」と感嘆の声をあげていた。

伊織さん曰く「本当はめちゃくちゃ長くて身長ぐらいあるんですけど、持ち運びしやすいように三段階に分かれてます。コスプレイヤーって自分で持ち運ぶので、小さくないとしんどいんです。だから分割して持ちやすいようにしていて」とのことで、メインパーソナリティの宇多丸は「非常にやっかいな造形。絵で見てもなかなか自分で作ろうと思えない非常に複雑な形状ですね」と驚愕していた。

また「ホームセンターに1時間くらいいました。細かいものはだいたい目星を付けて、ホームセンターに行って、塗るのとかも筆をいっぱい買って、ここは太いので塗って、ここは細い筆で塗ってみようかなとか、やってみたりして。塗装大好きなんですよ」と製作の過程を説明する伊織さん。宇多丸が「僕らは出来ているものをいきなり見ているわけだから、こういうのって売ってるのかなって思ってるんですよ」と疑問を投げかけると、伊織さんは「私がコスプレするのは、好きなゲームのキャラクターだったりするので、あんまり売ってないんですよ。自分で自己主張しているわけじゃないんですけど、結果的に自作コスプレが多くなってしまって」と理由を明かした。

コスプレ衣装の製作期間はピンキリだそうだが、イベント前日は睡眠時間を削ることも多いそう。伊織さんは「大きいイベントとかで4日間連続でコスプレになると、ウィッグとかカット自分なんですけど、4体カットで前日の3時ぐらいまで切ってる。被って切って、被って切ってで、身体がどんどん汚れてくんですよ。だから衣装を試着してみたら衣装に絵の具がついてたりとか、終わるまでお風呂入れないとか。寝る時間を少なくて2時間とかあります」と過酷な環境を打ち明けるも、「こんな修羅場辞めたいって思いながら、毎回なっちゃうんですけどね。でもそういう泥臭さが楽しみだったりするんじゃないかなと思います」と衣装製作の喜びを口にしていた。

「アフター6ジャンクション」は、現代社会に広がる様々な趣味嗜好の多様性ある「おもしろ」を掘り起こすラジオ番組。ヒップホップグループRHYMESTERの宇多丸がパーソナリティを務めており、パートナーとしてアナウンサーの宇垣美里、宇内梨沙らが日替わりで出演している。