“顔天才”チャ・ウヌが『新入史官ク・ヘリョン』で証明した俳優としての可能性

ASTROチャ・ウヌが時代劇『新入史官ク・ヘリョン』(原題、MBC)を通じて、成長の可能性を証明した。

9月26日に放送が終了した『新入史官ク・ヘリョン』は、年齢=彼女いない歴の王子イ・リムと、朝鮮の最初の女史ク・ヘリョン(演者シン・セギョン)によるロマンス時代劇だった。

【写真】チャ・ウヌ、女心をくすぐる秋の最新グラビア公開

チャ・ウヌは劇中、宮廷に閉じ込められて生きる孤独な王子だが、宮廷の外では人気絶頂の恋愛小説家として秘密の二重生活をするイ・リムに扮し、熱演を広げた。

すべてに不器用な王子が本屋で偶然ヘリョンと出会い、その後に史官となったヘリョンと再会し、初恋が始まる。チャ・ウヌは王子の初恋をあどけない少年の魅力で表現し、視聴者から好評を得た。

特に「私の愛は長く長く生きて、永遠に私の主人になる」といった切ないラブレターを書く王子イ・リムは新鮮なキャラクターで、そこに多情多感なチャ・ウヌの感性が加わったことで注目を集めた。

愛する女性に向けた清純で偽りのない想いを見せてくれたチャ・ウヌは、視聴者の恋愛感情を呼び起こし、真夏の“ときめき指数”を高めたという評価もあった。

さらにチャ・ウヌは、孤独のなかで育ちながらも民を思う心を持つイ・リムが現実と向き合い、真の王子として成長していく様子を繊細に表現して視線を集めた。

(写真提供=Chotokbaem Media)『新入史官ク・ヘリョン』でイ・リム役を演じたチャ・ウヌ

ひとりの男として、一国の王子として成長していくイ・リム。視聴者が彼の初恋を微笑ましく見守り、別れを悲しみ、少しずつ成長するイ・リムを応援するようになったのは、チャ・ウヌがじっくりと積み重ねてきたキャラクターの魅力が発揮され、共感を呼び起こしたからだ。

2018年の『私のIDはカンナム美人』(JTBC)でドラマ初主演を務め、安定した演技を見せたチャ・ウヌは、『新入史官ク・ヘリョン』で二十歳の王子の成長痛を切実に表現し、ドラマのひとつの軸として、作品の完成度を高めた。

ドラマ放送期間に着実に成長したチャ・ウヌは、キャラクターとの高いシンクロ率を見せるだけでなく、キャラクターの魅力を倍増させる特有の雰囲気で自らの存在感を示し、“演技ドル”(演技をするアイドル)としての可能性を証明した。

『新入史官ク・ヘリョン』を通じて、存在感と成長の可能性を見せつけたチャ・ウヌ。彼の今後の動向が注目される。