埼玉・三郷市の警備会社の金庫から3億6000万円が盗まれた事件で、埼玉県警は26日(2019年9月)、手配中の元社員・伊東拓輝容疑者(28)の映像を公開した。東京・中央区のホテルのロビーを黒いスーツケース2つを押しながら歩いていて、角ばった黒いリュックサックを背負っていた。これに現金が入っているのだろう。

伊東は現金を段ボール箱4つに分けて詰め、東京・渋谷区の私設私書箱に送ったことがわかかっている。スーツケースに入れ替えて、都内のホテルに現れたとみられる。

山手線を何度も乗り換え逃走

埼玉県警捜査一係の元刑事の佐々木成三氏は、「事件から22日目に映像を公開したのは、すぐ公開すると、男が東京から逃げてしまう可能性があったからでしょう。公開したということは、広く情報を集めたいということなので、捜査は難航しているのかもしれない」と見ている。

伊東はホテルを出た後、山手線を何度も乗り換えて逃走し、その後の行方は明らかになっていない。

防犯コンサルタントの吉川祐二元刑事は「写真よりも動画のほうが認識されやすい。動画を公開した意味も、そこにあるのではないでしょうか」

中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「スーツケース2つとリュックを背負いながらの逃走は難しい。確保は時間の問題なのではないでしょうか」