国会であいさつするチョ氏=26日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国国会は26日、政治分野の対政府質疑を行った。娘の不正入学疑惑や家族ぐるみの不透明な投資疑惑などが取り沙汰されているチョ国(チョ・グク)法務部長官は就任後初めての国会で、「国民が熱望する法務部の革新や検察改革という重い役目を全うするため、最善を尽くす」とあいさつし、協力を呼びかけた。

 だが、チョ氏の辞任を強く求めている最大野党「自由韓国党」の議員らがやじを飛ばし、「犯罪者」「二重人格者」などと大声を上げた。また、「チョ国辞任」と書かれたプラカードを掲げ、椅子を後ろ向きにするなどして抗議した。

 一方、与党「共に民主党」の議員は拍手で激励した。

 チョ氏が共に与党議員の質問に答弁するため再び登壇すると、自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表ら約20人が退場。議場に残った同党の議員らも「(答弁を)やめろ」などと声を張り上げ、チョ氏を国務委員(日本の国務大臣に相当)として認めない姿勢を鮮明にした。