「確にゃん」という黄色いネコをご存知だろうか。消費税増税に合わせて、政府が発行するプレミアム付商品券を宣伝するキャラクターだ。だが、街で聞いてもほとんど知られていない。

プレミアム付商品券は、自治体が発行する2万円の商品券を購入すると5000円分がお得になるというもので、所得の低い人や3歳半までの子どもがいる家庭などが対象だ。財源はすべて国が負担する。

この商品券を周知するため、内閣府がホームページやテレビCMで宣伝しているのが、ゆるキャラの「確にゃん」だ。「確にん、確にゃん、確にゃん、申請にゃん、購入にゃん、使っておトクだにゃ〜ん」と歌いながら、黄色いネコたちが一列になって踊り、プレミアム付商品券の対象になっているか確認するよう呼びかけている。

内閣府の担当者は「キャラクターを使って目につき、わかりやすくすることが、有効な手法と考えています。『確認』とネコの鳴き声と掛け合わせて、確にゃんというキャラクターになりました」と説明する。

ところが、街で聞くと、だれも知らないのだ。麻生太郎財務相でさえ、「知らねえな、その話は」という始末。

広報費に14億円が使われているのだが、「もったいないですね。むだな気がしますよね」「子育て支援に回してもらいたい」「他の使い道があるんじゃないかなと思います」と街の評判は悪い。

増税で国民から集めるお金で早くも無駄遣い

第一生命経済研究所首席エコノミストの永濱利廣氏は「増税で国民からお金をいただくわけだから、できるだけそれに使う経費は抑えるべきであって、キャラクターが本当に必要だったのかが、一番の問題です」と指摘する。

広告事情に詳しいマーケティングアナリストの原田曜平氏は、「キャラクターというのは、いま非常に飽和している状況。安易だったのではないでしょうか」と批判的だ。

司会の国分太一「僕も初めて見ました」

谷本有香(「フォーブスジャパン」副編集長)「2ケタの億のお金を使って、誰も知らないということは、投資回収ができていないということ。民間企業なら担当者はお咎めがあってもおかしくない話です」