参加者が年々膨らみ開催経費が予定額より増えている安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の2020年度の予算概算要求額が19年度と比べて約3倍の5729万円(前年度1767万円)に達していることがわかりました。

 内閣府の概算要求資料によると「近年の開催の実態を踏まえ、参加者を約1万6000人と想定」した結果としており、政権の思惑にそって膨れ上がった参加者数に合わせる形で野放図に予算を膨張させたものです。

 19年度の同会は4月13日に東京・新宿御苑で開かれ、業界人や文化人、タレント、スポーツ選手ら約1万8000人が参加。第2次安倍政権前には1万人前後だった参加者数が2万人近くまで増加しています。参加者がメディアなどで「安倍首相から『桜を見る会』に誘われた」などとたびたび語っており、参加者増加の背景には政権浮揚のためのメディア戦略という性格がありそうです。

 概算要求額には、参加者に配布される升や記章(リボン)などの消耗品のほか、招待者用茶菓のための2217万円(前年度622万円)、招待状の発送などの通信費などが盛り込まれています。

 同会の経費は、18年度は予算額が1767万円だったのに対し支出額は5229万円に膨張。19年度の支出額は未確定なものの、契約額では飲食物提供業務だけでも2191万円に上りました。