経営破綻した英旅行会社トーマス・クックの旅客機。ドイツのフランクフルト空港にて(2019年9月23日撮影、資料写真)。(c)Silas Stein / dpa / AFP

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【AFP=時事】23日に経営破たんした英旅行代理店トーマス・クック・グループ(Thomas Cook Group)と同姓同名の英国人男性トーマス・クック(Thomas Cook)さん(29)が、ギリシャで行われる予定だった自身の結婚式も計画中止になるのではないかとの懸念をあらわにした。

 クックさんとパートナーのアメリア・ビンチ(Amelia Binch)さん(27)は、子ども2人を連れてギリシャのロードス(Rhodes)島に滞在中で、今週27日に同地での結婚式を控えている。

 イングランド中部ノッティンガム(Nottingham)近郊ハックネル(Hucknall)在住のクックさんらは、トーマス・クックの結婚式ツアーに1万ポンド(約130万円)を支払ったという。

 しかし地元紙ノッティンガム・ポスト(Nottingham Post)によると、トーマス・クックが営業停止したために、まだ英国を出国できていない招待客がおり、結婚式を行えない恐れがあるという。クックさんらも、帰国しようにもできない状態だ。

 クックさんは同紙に対し23日、「トーマス・クックは、同姓同名の私の結婚式のためにサプライズを用意すると約束していたのに、このサプライズは私たちが期待していたものとは違う」とコメントした。

 クックさんは「ただ悲嘆に暮れている。私たちは30人を超える友人や家族を招待したのに、半数はまだ出国できていない。私の付添人もまだイングランドにいる。ここ現地では誰も何も分からない」「この結婚式を2年かけて計画したのに、全くの無駄になった。全ての費用を支払っていたのに。本当にひどい。どうしていいのか分からない」と述べた。

 トーマス・クック・グループが23日に行った破産申請によって、約60万人のツアー利用者に影響が出ている。英政府は国外で足止めされている約15万人の帰国手続きを行う計画で、第2次世界大戦(World War II)以来最大の本国帰還措置となる見込み。

【翻訳編集】AFPBB News