女性活躍推進の名のもとで、女性が働きやすい職場であることを積極的にアピールしている企業も多い今日この頃。でも、実際のところはどうなのでしょうか。

「確かに変わってきたと実感している」人もいれば、「そんなの名ばかりだ......!」ともどかしさを感じている人もいるかもしれません。

今回は、雪印ビーンスターク株式会社が実施した「妊娠中に働いていた女性の実態調査」の結果をご紹介しながら、働く女性の現状を見ていきます。

つわり中に辛かったこととして「仕事」を挙げた人は半数以上

妊娠中の女性の悩みのひとつ、つわり。症状や重さ、時期などは人によって異なるものの、多くの場合は妊娠初期の段階に吐き気や嘔吐が見られます。「いつまで続くかわからない」不安に、心身ともに疲れ切ってしまう人も多いでしょう。

そんなつわりに苦しんだ経験を持ち、かつ妊娠中に働いていた女性に、つわりがあることで辛かった場面や経験を聞いたところ、次のような回答結果が出たそうです。

ほぼ毎日しなければならないことが上位にランクインする結果に!(雪印ビーンスターク調べ)

2位の「仕事(業務)」だけでなく、4位「人混み」や6位「電車や交通機関での移動」、7位「同じ姿勢をとり続ける事」、8位「何かに集中する事や作業」はすべて仕事に通づるもの。多くの女性がつわりに耐えながら、仕事をするのがしんどかったのがわかりますね。

約7割が、お腹が目立たない時期に妊娠していることを伝えるか悩んだと回答

妊娠初期といえば、まだお腹が目立たず妊娠していることが周囲からはわかりづらく、体調も不安定な時期でもあります。妊娠を周囲に伝えるか悩んだ経験については、「ある」「少しある」を合わせると71.2%にも上りました。

置かれている状況は人それぞれ。でも、多くの人が報告を悩んでしまうよう。(雪印ビーンスターク調べ)

仕事や周囲への影響を考えると、報告するタイミングに悩んでしまった人も多いのではないでしょうか。「妊娠していることを相手は知らないからしょうがない」のはわかっているけれど、どんどん押し寄せてくる仕事や出張や会食の予定に、どうしていいかわからなくなってしまった方もきっと多かったはず。

ちなみに、そのような悩みを抱えているとき誰に相談したかを聞いたところ、次のような結果が出たそうです。

(問い)妊娠しているが、まだお腹が目立たず妊婦だとわかりづらい時期に、妊娠中という事を周囲に伝えるかどうかで困ったり悩んだりした事がある方にお伺いします。そのようなとき、どなたかに相談しましたか。相談したことのある方を“すべて”選んでください。

1位:夫(71.9%)
2位:母親(48.3%)
3位:妊娠経験のある友人(37.1%)
4位:勤務先の女性で、妊娠経験のある同僚や先輩(27.5%)
5位:勤務先の上司(20.8%)

家族や近しい人に相談するのは自然な流れともいえますが、仕事関係の人に相談した人は3割に届かないことも注目すべきことでしょう。多くの場合、仕事について大きな影響を及ぼす上司に関しては、相談した人は約2割ほどしかいませんでした。

働き方の多様化や職場のダイバーシティ推進が注目される中、働きやすい職場づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。

妊娠中の女性はもちろんですが、一見わからないけれど、体調がすぐれない中で仕事をしている人もいる、ということも忘れないでおきましょう。

【調査概要】
調査名:「妊娠中に働いていた女性の実態調査」
調査実施会社:雪印ビーンスターチ株式会社
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:子供二人以上の出産経験があり、妊娠期間中に働いていた女性
(22歳〜45歳) 計250人