ビッグクラブじゃなくなるぞ 古巣チェルシーへ警告する名将モウリーニョ
これまで数々のタイトルを獲得してきた名将ジョゼ・モウリーニョ氏が、今季苦しいスタートを切っている古巣チェルシーへ警告している。
22日に行われたプレミアリーグ第6節で、チェルシーは開幕5連勝中のリヴァプールをホーム迎え入れた。立ち上がりから試合の主導権を握り、90分通してリヴァプールの倍以上のシュート数を記録し、ポゼッション率でも上回ったが、結果は1-2で敗戦。内容は決して悪くはなかったものの今季2敗目を喫し、チェルシーは11位に後退している。
「私は彼らがこれ(敗北したにも関わらず称賛を浴びること)に慣れないでほしいと思っている。これは非常に重要なことだ。チームがうまくプレイしたり、選手がベストを尽くしたり、サポーターが誇りに思うような姿勢やパフォーマンスを披露したり……。こういった理由で敗北を受け入れ始め、それに慣れてしまったら、ビッグクラブはビッグクラブであることをやめると私は思う」
古巣へ厳しいメッセージを送ったモウリーニョ氏。ただ、古巣を信じているのか、「私は彼らがこれに慣れるとは思わないけどね。サポーターたちもチームを応援する準備ができていることを示しているんだと思う」ともコメントしていた。
試合内容よりも勝利にこだわり、率いたチームを多くの栄光へ導いてきたモウリーニョ氏だからこその発言かもしれない。チェルシーはリヴァプール戦の反省を生かし、今後は内容だけでなく結果も残すことができるのか。