フランク・ランパード監督がモハメド・サラーについて語る

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 チェルシーを率いるフランク・ランパード監督(41)が、リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(27)について語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 2014年1月にチェルシーに加入したサラーは、出場機会を求めてフィオレンティーナやローマに期限付き移籍し、2016年8月にローマに完全移籍。2017年6月にはリバプールに加入し、2シーズン連続でプレミアリーグ得点王に輝き、昨季はUEFAチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献した。

 ランパード監督は現役時代、サラーと半年間チームメイトだった。当時のサラーがそのままチェルシーに在籍していたら、現在のような選手になっていたか問われた指揮官は「答えるのが難しい質問だね。異なった世代の選手を比較するのはできないよ。選手それぞれが異なった道を歩んでいるからね。残念ながらモハメドはこのクラブで成功しなかったが、イタリアに行って、帰ってきてからはスーパースターになった」と語り、サラーを称えた。

「彼は素晴らしい才能を持っていたが、当時は攻撃的な選手が数多く揃っていた。ウィンガーや10番、ストライカーがたくさんいたんだ。そういった中で彼は試合に出場する機会が少なかった。リバプールで活躍するようになったことはリスペクトすべきで、それ以上言うことは何もないよ」

 さらにランパード監督は「チェルシーのようなクラブを離れるのは簡単じゃない。人々からは能力が足りなかったように言われることがあるからね。チェルシーを離れて自身の能力を証明し、今のようなスーパースターになったことはリスペクトしているよ」と敬意を示した。

 なお、チェルシーは22日にホームで5連勝中のリバプールと対戦。キックオフは日本時間23日の午前0時半を予定している。