前半19分から投入され、初アシストを記録したマジョルカMF久保建英

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[9.22 リーガ・エスパニョーラ第5節 ヘタフェ4-2マジョルカ]

 リーガ・エスパニョーラは22日、第5節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカはヘタフェに2-4で敗れた。ベンチスタートの久保は右サイドハーフで前半19分から途中出場。勝利には貢献できなかったものの、後半25分に左足クロスからリーガ移籍後初アシストを記録し、スタメン奪取に向けて光が差した。

 先手を取ったのはヘタフェ。前半7分、MFハソンの左コーナーキックがゴール前に送り込まれると、ニアサイドで競り合ったMFイドリス・ババがクリアを誤り、身体に当たったボールはそのままゴールイン。マジョルカにとっては不運なオウンゴールで失点を喫した。

 すると前半19分、チームメートの負傷により早くもビセンテ・モレノ監督が動いた。DFラフマン・ババとMFサルバ・セビージャが一気に交代を強いられ、DFルモールと久保を投入する。ところが久保にはなかなかボールは回らず、劣勢を打開することはできない。

 なおも攻勢を保ったヘタフェは前半33分、セットプレーの流れから空中戦を競り合ったDFジョアン・サストーレがFWハイメ・マタを倒してPKを献上。これをFWホルヘ・モリーナが決め、リードを2点に広げた。

 後半は中央に絞る場面が増えた久保がドリブル突破やセットプレーのキックで見せ場を作れるようになり、マジョルカがやや形勢を盛り返す。ところが19分、左コーナーキックの流れから左右に振られると、最後はJ・マタのパスからDFアラン・ニョムに決められ、絶望的な3点目が入った。

 それでも後半25分、久保の初アシストで一矢報いた。右サイドに開いた久保が左足でインスイングのボールを送り込むと、ニアのFWアンテ・ブディミルがうまく軌道を変えるヘディングシュート。精度の高いボールがファーポスト脇に流し込まれた。さらに32分、ブディミルがクロスから2点目を決め、1点差に詰め寄った。

 その後は久保のボールキープで相手にイエローカードが提示される場面も。ところが後半39分、ヘタフェはMFフランシスコ・ポルティージョの斜めのパスからFWアンヘル・ロドリゲスが決めて再び2点リード。そのまま試合は終わり、マジョルカは4試合勝ちなし(1分3敗)となった。