増配や減配を発表した銘柄は、最新の「配当利回り」や「開示」内容を一覧で表示!

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今週(9月17日〜20日)に「適時開示」で、
「増配」や「減配」「初配」などを発表して
「配当利回り」が変わった銘柄をまとめて紹介!

「配当利回り」は、投資する際に非常に重要な情報だ。「増配」や「記念配」を発表して配当利回りが高くなれば株価が急騰、「減配」や「無配」への転落を発表して利回りが低くなれば株価が急落することもある。

 また、連続で「増配」する銘柄は業績が堅調だったり、成長していたりする「優良企業」である可能性が高く、「増配株」に狙いを絞って投資をすることで“億トレーダー”となった個人投資家もいる。つまり、短期的に株価に影響するだけでなく、長期的に見ても「増配」や「減配」は非常に重要な投資情報と言えるのだ。
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 しかし、毎日発表される「適時開示」を読み込んで、「増配」銘柄や「減配」銘柄を探すのは難しい……。

 そこで、ザイ・オンラインでは「適時開示」で「増配」や「減配」のほか、「記念配」「復配」「初配」「無配」などを発表して、「配当利回り」が変わった銘柄を1週間分、まとめて紹介! 発表された「変更内容」と変更後の「最新の配当利回り」を掲載するので、ぜひ投資に役立ててほしい!
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 なお、本記事に掲載するルールは以下のとおり。

(1)配当利回りが変わらない場合は非掲載
 原則として、配当利回りが変動する情報をピックアップ。株式分割や株式併合などによる1株あたり配当金の変更で、利回りが変わらない場合などは除外する。
(2)「増配」とは、年間配当金が「前回予想」から増額されるもの
「増配」とは、「前回予想」と比較して年間配当金が増額になるものや、「前期」と比較して年間配当金の予想が増額になるものを指す。「前回予想」に対して「増配」でも、「前期」と比較したら「減配」となる場合などは、備考欄に記載。
(3)「減配」とは、年間配当が「前回予想」から減額されるもの
「減配」とは、「前回予想」と比較して年間配当金が減額になるものや、「前期」と比較して年間配当金の予想が減額になるものを指す。「前回予想」に対して「減配」でも、「前期」と比較したら「増配」となる場合などは、備考欄に記載。
(4)「配当予想」が非公表だった場合、「前年同期比」と比較して「増配・減配」を表示
 配当予想が非公表だった銘柄が、期中に配当予想を公開した場合、前年同期比で「増配」なのか、「減配」なのかを表示。なお、中間配当のみが公表され、年間配当金の方針が不明の場合、配当利回りは記載しないものとする。
(5)「配当利回り」は今期の予想値。予想が出ていない場合は実績値。
 配当利回りは、「今期予想」が出ていれば「予想値」を、「今期予想」が出ていない場合は「実績値」を計算して表示。

 なお、「適時開示」は毎日、大量に発表されるので、対象銘柄の掲載漏れや利回りの計算間違いなどがある可能性もあるので、実際に投資をする前には必ず自身で情報を確認するようにしてほしい。

 それでは、今週(2019年9月17〜20日)に「配当利回り」が変わった銘柄を紹介していこう!
(※「適時開示」の発表日時が最新の銘柄から順番に掲載)

■2019年9月17日〜20日に発表された「配当」情報まとめ!
 「増配」「復配」「記念配」「初配」「減配」「無配」などで
 「配当利回りが変わった銘柄」の情報+最新利回りを公開!

発表日発表内容配当利回り最新の株価
増配◆藍澤證券(8708・東1)
9/202020年3月期の中間配当
(未公表⇒11円予想に)
【備考】2020年3月期は、中間配当、期末配当ともに予想を公表していなかったが、今回、中間配当の予想のみ公表され、「11円」となることがわかった。なお、2019年3月期の中間配当は「7円」なので、前年同期比では「4円」の増配。ちなみに、2019年3月期の年間配当金は「22円」だった。
増配◆ライフコーポレーション(8194・東1)
9/202020年2月期
(30円予想⇒40円予想に)
1.81%
(予想)
【備考】2020年2月期の配当予想は、中間配当、期末配当ともに「15円」と予想されていたが、ともに「5円」ずつ増配されて「20円」となり、年間配当金は「40円」の予想となった。2019年2月期の年間配当金は「30円」なので、前期比でも「10円」の増配。
減配◆東海リース(9761・東2)
9/202020年3月期
(80円予想⇒60円予想に)
3.55%
(予想)
【備考】2020年3月期の配当予想は、前回予想だと中間配当が「30円」、期末配当が「50円」で、年間配当金は「80円」の予想だった。しかし、今回の修正により、中間配当の予想が「20円」減配の「10円」に、年間配当金の予想も「80円」から「60円」に、「20円」の減配となった。なお、2019年3月期の年間配当金は「60円」だったので、前期比は横ばい。
記念配◆日本ファルコム(3723・マザ)
9/192019年9月期
(6円予想⇒12円予想に)
0.76%
(予想)
【備考】2019年9月期の期末配当(年間配当金)、前回予想では「6円」だったが、同社の代表的ゲームソフト「軌跡シリーズ」の展開から15周年、さらに上場して15年経つことを記念する記念配「6円」が上乗せされ、「12円」の予想に修正された。2018年9月期の年間配当金は「10円」なので、前期比で「2円」の増配。
減配◆東海東京フィナンシャル・ホールディングス(8616・東1)
9/182020年3月期の中間配当
(未公表⇒4円予想に)
【備考】2020年3月期は、中間配当、期末配当ともに予想を未公表としていたが、今回、中間配当の予想のみ公表され、「4円」となることが判明した。2019年3月期の中間配当は「12円」なので、前年同期比で「8円」の減配。なお、2019年3月期の年間配当金は「16円」だった。
記念配◆靜甲(6286・JQ)
9/182020年3月期
(16円予想⇒21円予想に)
3.61%
(予想)
【備考】2020年3月期は、中間配当、期末配当ともに「8円」の予想で、年間配当金は「16円」の予想だったが、今回、創業80周年を記念する記念配「5円」が中間配当に上乗せされて、中間配当が「13円」予想となることが明らかになった。年間配当金は「21円」に修正される。なお、2019年3月期の年間配当金は「16円」なので、前期比でも「5円」の増配。
減配◆いちよし証券(8624・東1)
9/182020年3月期の中間配当
(未公表⇒16円予想に)
【備考】2020年3月期は、中間配当、期末配当ともに予想を公表していなかったが、今回中間配当の予想のみ公表され、「16円」となることがわかった。なお、2019年3月期の中間配当は「17円」なので、前年同期比では「1円」の減配。ちなみに、2019年3月期の年間配当金は「34円」だった。
増配◆ストライク(6196・東1)
9/172019年8月期
(11円予想⇒14.5円予想に)
0.51%
(実績)
【備考】2019年8月期の期末配当(年間配当金)は、これまで「11円」の予想だったが、「3.5円」増配されて「14.5円」の予想に修正された。なお、2018年8月期の年間配当金は「9円」なので、前期比で「5.5円」の増配予想。
※配当利回りは2019年9月20日の終値ベースで計算。