香港で、民主派のデモ参加者に向けて催涙弾を撃つ警察の機動隊員(2019年9月21日撮影)。(c)Nicolas ASFOURI / AFP

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【AFP=時事】民主派による大規模デモが3か月以上にわたって行われている香港で21日、警察とデモ隊の間の小規模な衝突が中国本土に近い複数の地区で発生した。

 香港西部の屯門(Tuen Mun)区では、強硬な活動家の小グループがバリケードをつくり、警察が催涙弾やゴム弾を発射。一部の活動家はれんがや少なくとも1本の火炎瓶を投げつけた。この衝突で複数人が逮捕されたが、先週末までの激しい衝突に比べて今回は短時間で終わった。

 21日深夜には、北西部の元朗(Yuen Long)区で73歳の男性を制圧するため警察が催涙スプレーを噴射する様子を撮影した映像が拡散された。この男性は「チャンおじさん(Uncle Chan)」もしくは「チャンおじいさん(Grandpa Chan)」と呼ばれているよく知られたデモ参加者で、デモで自制するよう機動隊に呼び掛けていたという。

 香港で、民主的な自由の拡大と警察の説明責任を求め、時として暴力的な抗議になることもある週末のデモが行われたのは16週連続となった。

 香港の人気歌手で民主派活動家でもあるデニス・ホー(何韻詩、Denise Ho)さんは21日、AFPのインタビューで、かつて「アジアで最も優秀」と言われた香港の警察が「3か月半足らずのうちに完全に制御不能な状態になっていくのを見てきた」と述べ、「香港は、政府が警察の背後に隠れて危機を解決しようともしない警察国家になってしまった」と指摘した。

【翻訳編集】AFPBB News