西武・辻監督【写真:荒川祐史】

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西武はパ・リーグ新記録の79試合登板となった平井が崩れる

 パ・リーグは21日、各地で3試合が行われ、楽天、日本ハム、オリックスがそれぞれ勝利した。西武は敗れたものの、ソフトバンクが敗れたことで優勝へのマジックを「3」に減らした。

 楽天は本拠地楽天生命パークで首位の西武と対戦し、6-1で勝利した。1点ビハインドで迎えた8回、代打藤田のソロで追いつくと、西武2番手の平井らリリーフ陣を攻め立てて打者一巡の猛攻で大量6点を奪って試合をひっくり返した。楽天は4位ロッテに1.5ゲーム差に広げ、クライマックスシリーズ進出に前進した。西武は7回に木村のスクイズで先制したが、稲尾和久氏を超えるパ・リーグ新記録の79試合目の登板となった平井がつかまり逆転負けを喫した。

 日本ハムは敵地ヤフオクドームでソフトバンクと戦い、8-1で快勝した。2回に石井一の適時打内野安打などで2点を先制すると、4回に宇佐見が適時二塁打。8回には平沼の適時三塁打、9回には中田の2ランと終盤にリードを広げた。先発の有原は7回2安打1失点の好投で初の最多勝を“当確”させる15勝目をマーク。ソフトバンクは痛恨の敗戦を喫した。先発の二保が4回途中3失点で降板。3番手では右肘炎症で先発を回避した武田をリリーフで投げさせるなど決死の継投に出たが、5番手加治屋、6番手松田遼が追加点を奪われた。打線も松田宣のソロの1点のみに終わった。

 オリックスは本拠地京セラドームでロッテと戦い、3-1で勝利した。3回に若月の適時打、福田の犠飛で2点を先制、4回には中川の適時打で1点を加えた。先発の山岡が8回途中4安打1失点の好投で12勝目をマークした。CS出場を争うロッテは痛い敗戦。先発の西野は6回6安打3失点と役割を果たしたが、打線が山岡の前に反撃できなかった。3位楽天との差は1.5ゲーム差に広がった。

→1 西武 139試合78勝60敗1分 M3
→2 ソフトバンク 138試合74勝60敗4分 2.0
→3 楽天 139試合68勝67敗4分 6.5
→4 ロッテ 140試合67勝69敗4分 1.5
→5 日本ハム 138試合63勝70敗5分 2.5
→6 オリックス 136試合59勝71敗6分 2.5(Full-Count編集部)