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世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。歴史への造詣が深いことから、京都大学の「国際人のグローバル・リテラシー」特別講義では世界史の講義を受け持った。
その出口学長が、3年をかけて書き上げた大著が、なんと大手書店のベストセラーとなり、話題となっている。BC1000年前後に生まれた世界最古の宗教家・ゾロアスター、BC624年頃に生まれた世界最古の哲学者・タレスから現代のレヴィ=ストロースまで、哲学者・宗教家の肖像100点以上を用いて、世界史を背骨に、日本人が最も苦手とする「哲学と宗教」の全史を初めて体系的に解説した本だ。なぜ、今、哲学だけではなく、宗教を同時に学ぶ必要があるのか?
脳研究者で東京大学教授の池谷裕二氏が絶賛、小説家の宮部みゆき氏が推薦、某有名書店員が激賞する『哲学と宗教全史』が、発売後たちまち第3刷が決まり、「日経新聞」にも大きく掲載された。
9月7日土曜14時、東京・八重洲ブックセンターに約80名が集結。満員御礼で行われた出版記念講演会の模様を特別にお届けしよう。

3年かけてつくった力作

――みなさん、こんばんは!
 あ、すみません、お昼でした(笑)。
 改めまして、こんにちは!
(こんにちは!)
『哲学と宗教全史』の担当編集の寺田です。
土曜の貴重な時間にお越しいただき、本当にありがとうございます。
 私が出口さんと初めてお会いしたのは2016年11月1日でした。
 当時は、出口さんがライフネット生命の会長で、半蔵門でお会いしました。
 それが、ある日突然、APU(立命館アジア太平洋大学)学長に!
 びっくりしました。しかも推挙される形で学長になられたので。
 私自身、3年かけて出口さんとともに熱い思いでやってきました。
 今日の講演会、私も、ずっと楽しみにしてきました。
 1時間ぐらい、出口学長からご講演し、その後質疑応答、サイン会といきたいと思います。それでは出口学長よろしくお願いいたします。
(パチ・パチ・パチ)

『哲学と宗教全史』の重量は750グラム?

出口 はい。(拍手)みなさん、こんにちは。

――こんにちは!

出口 恥ずかしいんですけれど、今日は地下鉄を乗りすごしてしまい、こちらに着くのが時間ギリギリになってしまいました。
 前々からこの講演会をかなり意識していて、「遅れたらあかん」と思っていたのですが、たまたま地下鉄に乗ったら座れてしまった。
 無意識に本を開いたら夢中になってしまって、2駅ほど乗り過ごしてしまったのです。
 開始15分前に余裕で着くはずだったのですが、ギリギリになってしまって申し訳ありません。
 でも、面白い本を読むと集中してしまい、何も見えなくなるし、聞こえなくなってしまう。今日の開始時間を意識していたのに本当に恥ずかしい限りです。

 今回、『哲学と宗教全史』という重い本を買っていただき、ありがとうございました。
誰かがこの本を量ったら、「750グラムぐらいある」と言っていました。
 本当にこんな重い本でよかったのかな? もっと軽い本にしたほうがよかったのかな? などと考えたりしていますが、今回の本は3年かけてじっくりつくったので、こうなるしかなかったのです(笑)。

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