【思考をキレイにする旅の仕方(183)】美術館に行こう

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滋賀県は守山市に滞在中、スーパー銭湯行きの無料バスにふらっと乗り込みました。
しかし、銭湯はお休み。
お客さんの目的は隣接するショッピングモールだったのです。
ぶらついた後、ベンチに座り、スマホを取り出しました。

検索する中で「美術館」も打ち込みます。
日本全国で1,000以上の美術館があるのですから。
ちなみに一番多いのは長野県。

滋賀県の守山市にもありました。
2kmほど距離はあったのですが歩いて向かいます。
秋の曇り空に琵琶湖湖畔の歩道が気持ちいい。

水辺に浮かぶように設計された素晴らしい美術館でした。
特別展の「名刀展」で刀の鑑賞法を学び、平安時代には確立されていた刀工の技術に酔いしれ、
常設展では日本画家「平山郁夫」のシルクロードシリーズを眺めながら砂漠の旅に妄想を膨らませ、
絵本「おおきなかぶ」でも知られる彫刻家「佐藤忠良」の彫刻と人生を追った映像を見ながら、
彼が残した言葉を、おぼろげに思い出し、再度、スマホで確認します。

「………自覚的に人生を歩んでいる人は、自分を作り変える努力を重ねて生きている。
なぜこうした努力を重ねるのかというと、自由な人間になるためである。
自由な人間というのは、偏見や権威に惑わされず、真理や美に対して直面し、勇気をもってそれを吸収できる知性や感性をそなえた人間である。
生まれたままの自然児が自由な人間なのではなくて、ほんとうの知性や感性を努力の末に獲得した人間が、自由なのである……」

出会った美術館から自分に向き合えることもあるんですよね。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>