あの名言を劇場で聞け! 『コマンドー』吹替版がロードショー
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 アーノルド・シュワルツェネッガー主演の人気アクション映画『コマンドー』(1985)が4Kニューマスター化され、字幕版と共に、独特のセリフまわしで根強い支持を集めるテレビ朝日・日曜洋画劇場吹替版が、11月にロードショー公開されることが決定した。

 『コマンドー』は、シュワルツェネッガー演じる元コマンドー部隊隊長ジョン・メイトリックスが、誘拐された愛娘ジェニーを助けるため、客室乗務員のシンディとともに奮闘するアクション映画。全盛期のシュワルツェネッガーの肉体が躍動するアクションはもちろん、少年心をくすぐる銃器描写や、センスあふれるジョークが全編にわたって散りばめられている。

 日本語吹替版は、その魅力を何倍にも高める出来栄えで知られており、「筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」「とんでもねえ、待ってたんだ」「一番気に入ってるのは……値段だ」「お前は最後に殺すと約束したな……あれは嘘だ」「何が始まるんです?」「第三次大戦だ」など数々の名ゼリフが誕生。かつてテレビで同作を観たファンを中心に、インターネット上でカルト的な人気を誇っている。

 そんな名作が、このほど4Kニューマスター化。さらに特別な許可を得て、字幕版だけでなく、テレ朝版吹替版もロードショー公開されることが決定した。2018年に吹替制作30周年を記念して一夜限りの上映が開催され、第一部の通常上映と第二部の絶叫上映を合わせた500席は、チケット発売から数分で完売した。まさに伝説の吹替版が、「1回限りの上映と言ったな? あれは嘘だ」とばかりにスクリーンに戻ってくる。(編集部・入倉功一)

映画『コマンドー』4Kニューマスター テレビ朝日吹替版/日本語字幕版は11月に新宿ピカデリーほかにて順次公開