餌をもらう犬(2009年5月9日撮影、資料写真)。(c)SAMUEL KUBANI / AFP

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【AFP=時事】太っている人は飼い犬も太っている傾向が強いとの研究結果が18日、発表された。飼い主が訓練目的以外で褒美として餌を与えがちなことが原因の一つだという。

 デンマーク・コペンハーゲン大学(University of Copenhagen)の科学者チームによると、太り気味または肥満の犬の飼い主が過体重または肥満である割合は35パーセントで、飼い主が痩せているまたは標準体重である割合14パーセントの倍以上となっている。

 論文の主執筆者シャーロット・ビョルンバド(Charlotte Bjornvad)氏は、平均体重の飼い主は訓練目的で褒美を利用する傾向がある一方、過体重の飼い主は自分が楽しい時に褒美を与える傾向があると説明した。「例えば、ソファでくつろいでいる時にサンドイッチやクッキーの最後の一口を犬と分け合ったりする」

 今回調査対象となった犬268匹のうち、20パーセントが過体重だった。また、2016年に国際チームが発表した別の研究では、先進国の犬は34〜59パーセントが過体重または肥満であることが明らかになっている。

 犬の過体重や肥満は人間と同様、平均余命と身体能力を低下させ、糖尿病や心臓病を引き起こす可能性がある。また過体重の犬は、食事制限をしている犬に比べて寿命が平均で1.3年短い。

 今回のコペンハーゲン大学の研究では、去勢によって過体重や肥満のリスクが3倍高くなることも明らかになっている。

「去勢は雄犬の食欲調整能力を低下させるようだ。それと同時に運動意欲を低下させる可能性もある。その結果、過体重のリスクが高まる」と、ビョルンバド氏は述べた。

 論文は、学術誌「プリベンティブ・ベテリナリー・メディスン(Preventive Veterinary Medicine)」に掲載された。

【翻訳編集】AFPBB News