「英語が全然話せない」「皆の会話に入れない」「会議で一言も発言できない」。ネイティブを前にしたとたん、「英語が通じない」と悩む日本人は多くいます。一方で、日本人と同じく、英語でハンディがあるはずの非ネイティブは、うまくやっています。なんと、ビジネス英語には、非ネイティブが身につけるべき「絶対ルール」が存在したのです。
1年2ヵ月売上ゼロで窮地に追い込まれた著者が、今ではネイティブを部下に持ち、15か国以上の外国人プロフェッショナルをマネージするきっかけとなった、非ネイティブが実践しているテクニックを『非ネイティブエリート最強英語フレーズ550』にまとめました。学生時代に学んだ単語でじゅうぶん。使えるフレーズを多用し、ポジティブで丁寧な言い回しを意識すれば、英語での会話は怖くありません。「こんなとき、なんて言えば?」があっという間になくなるキーフレーズを中心に紹介します。

相手の名前が聞き取れない場合は、
スペルを確認すればいい

 世界の非ネイティブの英語はなまりが強く、その名前も日本人には馴染みがないので、発音が聞き取れないケースももちろん多いのですが、実はネイティブでもオーストラリア人、アイルランド人の英語は癖が強く、何を言っているのかほとんどわからないときもあります。

 聞き返せば何度でも親切に教えてくれますが、それにも限度があります。何回聞いても相手の名前が聞き取れない、もうこれ以上聞くのは失礼だから無理! というとき、このフレーズ「How do you spell your name?」(あなたのお名前をどのように書けばよろしいでしょうか?)を使うと、聞き取れなかった名前を文字で確認することができるのです。

「スペル(spell)」は、日本語でも「英単語の綴り」という意味の名詞として使われていて馴染みのある言葉です。でもこの感覚で、名前のスぺルを尋ねる英文として「What is the spell of your name?」を使ってしまうと、意味が違ってくるので注意が必要です。「spell」は、動詞として「(単語を)綴る」という意味がありますが、名詞としては「呪文・魔法・魔力」という意味で、「綴り」という意味はありません。

相手の名前の綴りを確認する際には、「How do you spell 〜?」「Could you spell 〜?」「May I ask how you spell 〜?」などを使って聞くほうが一般的です。

 外国人の名前はTomやSmithなどのわかりやすい名前ばかりではありません。世界の人の名前はバラエティに富んでおりインド系・中国系・ヒスパニック系・ドイツ系・アイルランド系など、いろいろな系統の名前がありますし、発音自体が難しい名前もたくさんあります。

ヒアリング力不足でも
うまく立ち回れる効果もある

 もうこれ以上名前を聞くことができない! そんなときの最終手段が、「How do you spell your name?」です。

「発音はわかった。だから、今度はスペルを教えて」というフリをして、聞き取れなかった名前を文字で確認するのです。「初めて聞く名前だから、スペルが気になる」的なフリをして、相手に直接、スマートフォンにスペルを入力してもらってもいいかもしれません。

 相手の名前が完全に聞き取れなくてもバレることなく、名前を再確認できます。スペルを知ることで、曖昧だった発音も、間違いなく正解を確認することができるのです。そもそも知らない単語は、聞き取ることが困難だといわれています。同様に、日本人にとって聞き慣れない外国人の名前は、ヒアリング力不足でなくても聞き取りにくいものなのです。

 相手の名前を間違えないためにも、「How do you spell your name?」で名前をしっかり確認して覚えましょう。

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