好調の土居「今日なんとかリベンジしたかった」。シード勢を下し、東レPPO自身初のベスト8進出

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「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日〜22日/ハードコート)大会4日目、女子シングルス2回戦。世界83位の土居美咲(日本/ミキハウス)が、第7シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)を7‐6(5)、6‐3のストレートで破り、同大会8度目の出場(予選含む)で初のベスト8進出を決めた。

土居は先週広島で行われた「花キューピットジャパンウイメンズオープンテニス」にて、シングルスで準優勝、ダブルスでは優勝を飾っていた。その勢いを大阪の地でも保ち、第7シードを相手に内容でも上回った。


第1セット、土居は先にブレークを喫し、相手のサービング・フォー・ザ・セットでセットポイントを握られるが、そこから挽回。土壇場でブレークバックすると、余裕がなくなったベキッチからタイブレークも奪った。


第2セットもゲームカウント0‐2と劣勢に立たされた土居だが、第3・第5ゲームで連続してブレークを奪う。オンコートコーチングを取ったベキッチだったが、焦りもあり涙も見せていた。手を緩めない土居はその後はチャンスを与えずにキープを続け、最後はさらにブレークを奪って自身初のベスト8進出を決めた。


土居は7月の「ムバダラ シリコンバレー・クラシック」では、ベキッチに敗れていた。そのことについて試合後のオンコートインタビューで土居は「その時はフルセットで負けていて、今日なんとかリベンジしたかったので本当に良かったです」と語った。


第1セットでセットポイントを握られた場面については「無我夢中でやっていたんですけども、なんとかカムバックして、タイブレークも取ることができて、本当に嬉しいです」と振り返っている。


その土居は、20日に行われる準々決勝で、現在行われている第2シードのキキ・バーテンズ(オランダ)対アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)の勝者と対戦する。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「東レ パン・パシフィック・オープン」での土居美咲
(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)