ニュージーランド航空の旅客機(2017年8月23日撮影、資料写真)。(c)Peter PARKS / AFP

写真拡大

【AFP=時事】ニュージーランド航空(Air New Zealand)は18日、機内誌のタイトル「キアオラ(Kia ora、マオリ語でこんにちはの意)」のロゴの商標登録を断念したと発表した。

 商標登録の申請をしたところ、先住民団体らから文化の盗用に当たると抗議を受けたため、同社は先週、商標登録は機内誌のタイトル文字のデザインに関する権利を保護するだけのものだと弁明していた。

「キアオラ」というあいさつのフレーズはニュージーランド国民に広く使われている。同国の先住民団体マオリ評議会(Maori Council)は、ニュージーランド航空にこの言葉を商標登録する権利はないと主張。マオリ語の商標化をやめない限り、同航空をボイコットすると警告した。

 ニュージーランド航空は複数の先住民団体と協議した上で再検討したと述べ、政府に対して代わりにマオリ語の単語やフレーズに関する商標法の見直しを求めた。

 同航空は声明で「機内誌キアオラのタイトルそのものではなく、ロゴだけを商標登録しようとしたところ、意図せずしてマオリ、知的財産法の専門家、そして政府間で必要とされていた議論の口火を切ってしまった」と述べた。

 同航空の広報はAFPの取材に対し「積極的に申請を進めていない」と述べるにとどまり、商標登録の申請を取り下げたのか、または将来審理を再開できる状態にあるのかは明らかにしなかった。

【翻訳編集】AFPBB News