ヴェルナー2発のRBライプツィヒが敵地でベンフィカ撃破! リヨンvsゼニトはドロー《CL》

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チャンピオンズリーグ(CL)・グループG第1節、ベンフィカvsRBライプツィヒが17日にエスタディオ・ダ・ルスで行われ、アウェイのライプツィヒが2-1で勝利した。

ゼニト、ベンフィカ、リヨン、ライプツィヒと本命不在の激戦区となったグループG。

4チームの中で最もヨーロッパでの実績を持つポルトガル王者ベンフィカは、昨季のホッフェンハイムでCLを経験したナーゲルスマン新監督率いる、昨季ブンデスリーガ3位のライプツィヒと対戦した。

共に[4-4-2]の布陣を採用した両チームは立ち上がりから縦に速い攻撃を軸に攻め合う。立ち上がりの7分にはライプツィヒがカウンターからゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定でゴールは認められない。

中盤で潰し合う状況が続く中、26分にライプツィヒに先制機。ボックス左でハルステンベルクからパスを受けたヴェルナーが右足のコントロールシュートをファーポストに飛ばすが、これは相手GKヴラチョディモスの好守に遭う。

その後はライプツィヒがよりフィニッシュに絡むシーンを増やしていくが、ベンフィカも粘り強い守備で失点を許さない。逆に、前半終了間際にはデ・トーマスにボックス内で続けてシュートチャンスが訪れるが、ここはGKグラーチが冷静に対応した。

ゴールレスで折り返した試合は後半に入ってよりオープンな展開となる。立ち上がりから攻勢を強めるライプツィヒが鋭い攻めで再三ゴールに迫れば、ベンフィカもピッツィやデ・トーマスのミドルレンジからのシュートで反撃を見せる。

試合の均衡が破れたのは69分、ライプツィヒがGKからボールを繋いで相手陣地に侵攻すると、味方からのクサビをボックス内でユスフ・ポウルセンが丁寧に落とす。これをボックス中央のヴェルナーが右足のダイレクトシュートでゴール左隅に流し込む。

この先制点で勢いづくライプツィヒは78分、バイタルエリアでフォルスベリが意表を突いて出したダイレクトループパスに3人目の動きで反応したザビッツァーがオフサイドラインをかいくぐってゴール前に抜け出し、中央でフリーのヴェルナーにプレゼントパス。これをエースが冷静に流し込んだ。当初、ザビッツァーの飛び出しがオフサイドと判定されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるリプレーの結果、ゴールと認められた。

一方、ホームで2点のビハインドを背負ったベンフィカはラファ・シウバ、セフェロビッチと同時投入した2選手の連携で84分にようやく1点を返すが、その後は逃げ切り態勢に入ったアウェイチームの守備を崩し切ることはできず。この結果、エースの2ゴールにとって敵地で勝ち切ったライプツィヒが初戦を白星で飾った。

また、同日行われたグループG第1節のもう1試合、リヨンvsゼニトは、1-1のドローに終わった。

昨季、リーグ・アン3位のリヨンと、ロシア王者のゼニトによる一戦。立ち上がりから一進一退の攻防を繰り広げた中、互いに最後の場面で精度を欠きなかなかゴールをこじ開けられない。それでも、前半終了間際の41分にはボックス手前でジューバとのパス交換で中央を突破してゴール前に抜け出したアズムンが冷静にGKとの一対一を制し、ゼニトが先制に成功した。

しかし、後半立ち上がりにはホームのリヨンがPKを獲得し、キッカーのデパイが冷静に決めて50分に試合を振り出しに戻す。その後は選手交代でこう着状態を脱しようと試みるが、互いに決め手を欠き、試合は1-1のドローに終わった。