メキシコ・グアダラハラ近郊で、大量の遺体が見つかった井戸を掘り返す鑑識班(2019年9月10日撮影)。(c)ULISES RUIZ / AFP

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【AFP=時事】メキシコ第2の都市グアダラハラ(Guadalajara)近郊で、井戸の底からプラスチック製袋119個の中に入れられた少なくとも29人の遺体が見つかった。当局が17日、明らかにした。

 大量の遺体は今月3日、グアダラハラから車で45分ほどの人里離れた場所にあるラプリマベーラ(La Primavera)と呼ばれる地域で発見され、専門家チームが人数特定に向けた作業を続けていた。

 地元ハリスコ(Jalisco)州の検察当局は「完全な遺体13体、部分遺体19体分の合計29人の遺体」が見つかったと発表した。同州では近年、麻薬カルテル間のなわばり争いによる暴力事件が相次いでいる。

 当局は記者会見で、遺体の分析が進められる中で、犠牲者数がさらに増える可能性があるとの見解を示した。同州検察当局によると、これまでに特定された犠牲者のうち27人が男性、2人が女性だった。身元が特定されたのは4人のみで、いずれも家族によって行方不明の届けが出され、うち3人には犯罪歴があったという。

 今回の現場近くからは5月にも、遺体30体が埋められているのが見つかっている。メキシコでは、政府が2006年に同国で大きな勢力を持つ麻薬カルテルと闘争に軍隊を動員して以降、墓標のない状態で埋められた遺体が3000か所以上で5000体近く見つかっている。

【翻訳編集】AFPBB News