現役高校生たちの悩み相談にのった伊藤健太郎&玉城ティナ

写真拡大

 伊藤健太郎と玉城ティナが17日、都内で行われた映画『惡の華』の公開直前イベントに出席し、現役高校生たちを相手に“お悩み相談教室”を開催した。2人は女子高校生からの恋の悩みに「告白したほうがいい」とエールを送った。

 累計発行部数300万部を記録する押見修造の人気コミックを原作とする本作は、鬱屈とした青春と思春期における行き場のない衝動を描く物語。主人公の春日を伊藤、彼に自分と通ずるものを見出して執拗につきまとう仲村を玉城が演じる。この日、制服姿の学生たちを前に教壇に立った伊藤は「まさかこんな場所に立てる日が来るなんて」と照れくさそうな様子を見せた。

 高校生からのお悩み相談では、ある女子高校生から、好きな人より背が高く、それが原因で告白するか迷っているという悩みが。伊藤は「そんなに考えすぎないほうがいい。身長がどうかとかより、その人(の魅力が大切)なので」とズバリ。「自分が好きって思うなら、絶対的に告白したほうがいい。ダメだったとしても、めちゃくちゃいい思い出になると思うので」と背中を押すと、玉城も同意して告白すべきだとエールを送った。

 また、伊藤は自身の学生時代について「めちゃくちゃふざけていました。いつも仲間と家でふざけたりして、思春期を真っ当に過ごしてきた人間です」と語る。そのうえで思春期の暗黒面を描く本作で主人公を演じたことに「この役を僕がやるなんて、と思いました。中学生役だったし、やったことのないタイプの役だったのでワクワクしました」とコメント。

 玉城との共演については「何回か共演してきた人。映画を撮り終えて、玉城さんが演じる仲村さんで良かったって思いました」と振り返る。すると玉城も「真ん中に伊藤さんがいるおかげで、やれた気がします。キックをするシーンもあるんですけど、伊藤さんだからやりやすかった。全力でいかせてもらいました」と息ぴったりだったよう。

 そんな玉城は、伊藤の普段の印象について「話せば話すほど今っぽくないなって。感性もいい意味で今っぽくなくて、真っすぐな人」と口にする。続けて玉城が「若者感ないよね、私たち」と問いかけるも、伊藤は「俺は若者だと思っているけど」と異論ありの様子だった。(取材・文:名鹿祥史)

映画『惡の華』は9月27日より全国公開