9月17日は「世界患者安全の日」

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9月17日は「世界患者安全の日」(WPSD : World Patient Safety Day)。

医師をはじめとする医療従事者や一般の患者安全に対する意識・関心を高めるのとともに、国際的な連携や対応を推進することを目的として、今年5月の世界保健機関(WHO)総会で制定された。

初回となる今年のスローガンは「Speak up for patient safety!」(患者安全のために発言・主張しよう!)。

WHOによると、低・中所得国の医療機関では毎年1億3400万件の有害事象が発生し260万人が死亡している。またOECD先進諸国では医療機関の費用の15%が患者安全に関わる有害事象によるものだという。

国内では厚生労働省が2001年から、「患者の安全を守るための医療関係者の共同行動(PSA: Patient Safety Action)」と名付けた総合的な医療安全対策を推進し、その一環として11月25日(『いい医療に向かってGO』)を含む1週間を「医療安全推進週間」 と定めている。

患者や医療の安全は、記念日や啓発週間だけでなく1年365日、また医療従事者だけでなく患者自身や患者以外の人も、それぞれの視点で意識・行動することでより高まるのではないだろうか。

【参考】

世界保健機関(WHO): World Patient Safety Day 17 September 2019
https://www.who.int/campaigns/world-patient-safety-day/2019

厚生労働省: 9月17日は「世界患者安全の日」です
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06247.html

医師・専門家が監修「Aging Style」