【CLグループG展望】本命なき実力伯仲のグループ

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◎本命:RBライプツィヒ

○対抗:リヨン

△連下:ベンフィカ

△連下:ゼニト

今大会最も読めないグループとなった。全クラブに突破の可能性が十分な本命なきグループだが、ブンデスリーガ3位チームのライプツィヒ、リーグ・アン3位チームで昨季ベスト16のリヨンを突破候補とした。とはいえ、ポルトガル王者ベンフィカ、ロシア王者ゼニトがライプツィヒとリヨンに劣っているかと言われればそうとも言いきれないため、予想が非常に難しいグループと言える。

◆青年指揮官の下で飛躍へ〜RBライプツィヒ〜

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2季ぶり2度目のCL出場となるライプツィヒは、昨季CL出場に導くなどホッフェンハイムで実績を上げた32歳の青年指揮官であるナーゲルスマン監督を招へい。2季前に初出場した際にはベシクタシュ、ポルトの前に3位に終わり、グループステージ突破はならなかった。また、昨季初参戦したヨーロッパリーグもグループステージで3位に終わり決勝進出を果たせていない。欧州の舞台ではまだまだ実力を発揮しきれていないライプツィヒは青年指揮官の下、実力伯仲のグループを制して新たな歴史の一歩を刻めるか。

◆主力引き抜きの中、問われるシウビーニョ新監督の手腕〜リヨン〜

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昨季は7シーズンぶりにベスト16進出を果たしたリヨン。しかし、立役者のジェネシオ監督が去り、主力のMFエンドンベレ、MFフェキル、DFメンディの3選手がチームを去った。チーム力の低下が否めない中、現役時代にアーセナルやバルセロナで活躍した元ブラジル代表DFで、監督初挑戦となるシウビーニョ氏の手腕が2季連続でのグループステージ突破を果たすには、鍵を握ることになりそうだ。

◆新星フェリックス流出をカバーできるか〜ベンフィカ〜

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ポルトガル王者の座を1年で奪還したベンフィカは、彗星の如く現れた新星FWフェリックスがアトレティコ・マドリーに引き抜かれた。代役としてレアル・マドリー所属で昨季ラージョでリーガ14ゴールを挙げたFWラウール・デ・トーマスを獲得。3季ぶりのグループステージ突破に向けてはデ・トーマスの活躍が欠かせない。

◆粒揃いのメンバー揃うロシア王者〜ゼニト〜

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4季ぶりにロシア王者に輝き、4季ぶりのCL出場となるゼニトは、バルセロナからFWマウコムを獲得。既存戦力ではロシア代表のFWジューバやDFジルコフに加え、元セルビア代表DFイバノビッチにイラン代表FWアズムーン、コロンビア代表MFバリオスら粒揃いのメンバーが揃うため、ロシア王者がこのグループを抜け出したとしても何ら不思議ではない。