正式発表目前。HUAWEI Mate 30 Pro スペック噂まとめ
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アメリカのエンティティリスト(輸出規制リスト)に追加されたことで、非常に厳しい状況となっているHuaweiですが、Huaweiが先日アナウンスした通り、9月19日にイベントを開催し、Huawei Mate30/Huawei Mate30 Proの発表が確実視されています。エンティティリスト(輸出規制リスト)に追加されて以降、初めてのグローバルイベントになるため、かなり注目度が高くなっております。

Huawei P/Mateシリーズは世界でもトップクラスのスペックを搭載して発表されるGalaxy S/Noteシリーズに全くを引けを取らないハイスペックとなっており、特にカメラにおいては、DxOMarkでも世界最高の評価を度々獲得しており、カメラと言えばHuaweiといったイメージを持っているユーザーも多いのではないでしょうか。

だからこそ発表が予測されているHuawei Mate 30 Proのカメラも大きな注目を集めており、この記事では、中国で有名なリーカーであるTeme氏がHuawei Mate30 Proのフルスペックが判明したと伝えているので、詳細を確認していきたいと思います。

ディスプレイもバッテリーも大型。


まず報じられているスペックを端的にまとめると以下のようになります。

▲表示解像度FHD+4500mAhの大型バッテリーの組み合わせで電池持ちの改善に期待。

前モデルであるHuawei Mate20 Proと比較するとディスプレイは大型化。さらにバッテリーも4500mAhと大型化しています。また表示解像度は2KからFHDとなっていますが、表示解像度を変更したことで、ディスプレイが大型化していても、電池持ちがさらに改善していると期待できます。

さらに先日開催されたIFA2019で発表されたばかりのKirin990 5Gを搭載。ちなみにKirin 990/Kirin 990 5Gの2つのタイプが存在している以上、発売地域に合わせて4Gモデルと5Gモデルでラインナップを用意すると思われます。

ストレージに大きな変更はありませんが、RAMはHuawei製品として初となる12GBに対応するとしています。Kirin990 5G+RAM増強で、Huawei Mate20 ProやHuawei P30 Proよりさらに動きがサクサクになると思われます。

一部噂ではUSB-Cによる充電で最大55W。ワイヤレス充電で最大30Wで充電できるとされていましたが、今回のスペックシートを見る限りでは、USB-Cによる充電で最大40W。ワイヤレス充電で27Wとそこまで強化されていません。

ただ、4000mAhを超えるバッテリーサイズであっても、25W程度の充電速度があれば、1時間ちょっとでフル充電することができます。このことからも、40Wの充電速度でも十分な充電速度だと思われます。

▲音量ボタン非搭載。センサー式電源ボタンの採用で音量ボタンも統合されている可能性大。

その他IP68相当の防水・防塵機能に対応。またHuawei P30 Proでは2D顔認証となっていましたが、Huawei Mate30 Proでは3D顔認証が復活するとされています。また3D顔認証とは別に、第2世代となる光学式画面内指紋センサーの搭載で、利用シーンに合わせて使い分けることができると思われます。

ビデオ機能をさらに強化したカメラ。



そしてカメラですが、スペックシートにおいてHuawei Mate30 Proは40MP+40MP+8MP+TOFセンサーの実質クアッドレンズカメラを搭載。組み合わせとしては標準+広角+望遠+TOFになります。

標準レンズはHuawei P30 Proで初めて採用されたRYYBを継承しており低照度での撮影が強化されており、望遠レンズでは光学式3倍ズームに対応。そしてもっとも注目すべきは広角レンズとなっており、1/1.55の大型センサーを搭載し、さらにCine Lensを搭載することで、より映画ライクな撮影が可能になると期待されています。

また広角レンズは、Huaweiスマホとしては初となる4K 60fpsの撮影にも対応。今までのHuawei製品は写真機能に力を入れていたイメージがありますが、Huawei Mate30 Proではビデオ機能にも力を入れている可能性が高いと思われます。

▲スペックにおいてもカメラが特徴の一つだが、デザインにおいてもカメラが一つの特徴となっている。

また今回スペックシートでは言及されていませんが、動画専用アプリが標準搭載されると噂されています。Xperia 1のCinema ProやiPhone 11 ProのFiL Mic Proの様な映画ライクな撮影を可能にするアプリになると思われます。

スペックシートを確認する限りでは、Huawei Mate30 Proは2019年下期を代表するハイスペックモデルに仕上がっていますが、一つ気になるのは、Googleアプリの搭載。最近の情報においてHuawei Mate30 ProやHuawei Mate30は、YouTubeやGoogle MapなどのGoogleアプリがエンティティリスト(輸出規制リスト)の影響で搭載できないとされています。

Googleアプリが使えないとなると、Googleのアプリやサービスを多用しているユーザーからすれば痛手になりそうです。

正式発表まであと少しです。今回のスペックシートがどこまで当たっているのか。そしてGoogleアプリが本当に搭載されていないのか。9月19日のイベントは見どころ満点になりそうです。正式発表が非常に待ち遠しいです。