2試合目で初ゴール。攻撃を活性化するその働きぶりを、指揮官も絶賛。 (C) Getty Images

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 今夏にガンバ大阪からマンチェスター・シティに移籍した21歳FW食野亮太郎は、現在期限付きでスコットランドのハーツに加入している。

 食野は現地時間14日に行なわれたホームのマザーウェル戦でベンチ入りし、56分、ハーツが2点を失った状態で、スティーブン・マクレーンと交代でピッチに登場。反撃の切り込み隊長として期待された投入だった。

 その後、61分に食野のシュートを弾いたところを押し込んで1点を返したハーツだったが、66分にも失点し、1-3の状態のまま終盤を迎えた。そんななか、86分に一矢報いるゴールを挙げたのが食野だった。

 エリア外でパスを受けた食野は、DF3人に囲まれながらも仕掛け続け、細かい切り替えしを交えて翻弄したのち、右足を振り抜く。グラウンダーのシュートはGKのわきの下をすり抜けて、ゴール右隅に吸い込まれた。

 試合は2-3で敗れたが、スコットランドで初のゴールを挙げた食野には、ハーツのクレイグ・レビン監督が「リョウ(食野)は違いを生み出した。あれは本当にいいゴール。あのゴールで私やサポーターを勇気づけたんだ」と賞賛を送るほどの活躍だった。

 現地紙『Edinburgh News』のアントニー・ブラウン記者は、ハーツが敗れたことを嘆きながらも「メシノは希望だ」と絶賛した。

「試合そのものは暗雲垂れ込めるものだったけれども、リョウタロウ・メシノはチームに希望を与える存在だった。日本人のアタッカーはリーグ2試合目の出場で、素晴らしいフィニッシュを達成した。プレーするその姿は、緊張しながらも自信を持っていたようであり、オフザボールの動きも素晴らしかった」

 試合を終えた翌日、食野は自身のSNSを更新。初ゴール動画をアップし、「これがハーツでの最初のゴール。次のダービーマッチではサポーターと一緒に勝利をつかみ取りたい!」と英語で発信した。サポーターからは多くの応援コメントが寄せられた。

 ハーツは次節、アウェーでハーツと同じエジンバラを地元とするハイバーニアンと対戦する。盛り上がりを見せる”エディンバラ・ダービー”で、指揮官、そしてサポーターの信頼も獲得し始めた食野の活躍に、期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部