(左から)ウーデゴー、久保、ファティ。スペインで注目を浴びるヤングタレントだ。写真:Rafa HUERTA , Getty Images

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 今シーズンのラ・リーガで、もっとも注目を浴びている若手といっても過言ではないのが、バルセロナの16歳FWアンス・ファティだ。

 2節のベティス戦で16歳9か月25日というバルサ史上2番目の若さでトップデビューを果たすと、続くオサスナ戦ではクラブの最年少得点記録を更新。そして、インターナショナルウィークを挟んで9月14日に開催された4節のバレンシア戦でも1ゴール・1アシストと躍動し、大黒柱のリオネル・メッシが故障で出遅れているチームにあって、出色のパフォーマンスを見せている。

 スペイン紙『MARCA』は、この新星の活躍を取り上げたうえで、「ファティがクボとウーデゴーにモチベーションを与える」として、ともにレアル・マドリーからそれぞれマジョルカとレアル・ソシエダにレンタルされている久保建英とマルティン・ウーデゴーについても綴っている。

「16歳のファティは、ブラウ・グラーナ(バルサの愛称)の先輩たちに己の価値を証明する機会を得た。対照的だったのが、ふたりのロス・ブランコス(マドリーの愛称)の若者で、プレー時間を確保するためにローンに出された」
 
 バルサのカンテラ(下部組織)時代には、1学年下のファティと前線でコンビを組んだこともある久保については、「ホームのファンにそのクオリティーを示すには、(出場した)27分間で十分だった。アブドン・プラツが失敗してしまったが、PKを獲得してみせた」と評価。4節のアスレティック・ビルバオ戦で63分からピッチに立ち、果敢なドリブルでPKを誘発した日本代表アタッカーを称えた。

 また“ノルウェーの神童”と持て囃され、16歳でマドリーと契約したものの、その後はレンタル生活が続いている20歳のウーデゴーについても、「(4節に)アトレティコ・マドリーからゴールを挙げ、素晴らしいパフォーマンスを披露した」と称賛した。

 メガクラブのトップチームで結果を残すという点では、年下のファティに先を越された感がある久保とウーデゴーだが、今シーズンのリーガを盛り上げているのは紛れもない事実だ。武者修行先でこのままアピールを続け、マドリーへ復帰することが当面の目標となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部