文大統領が法務部長官にチョ国氏を任命したことを巡り、自由韓国党の黄教安代表が青瓦台前で、頭を丸めて抗議の意を示し、チョ氏の解任を求めた=16日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が法務部長官に娘の不正入学疑惑などが取り沙汰されている側近のチョ国(チョ・グク)氏を任命したことを巡り、最大野党「自由韓国党」の黄教安(ファン・ギョアン)代表は16日、青瓦台(大統領府)前で、頭を丸めて抗議の意を示し、チョ氏の解任を求めた。

 黄代表はこの席で、文在寅政権の憲政蹂躪(じゅうりん)とチョ氏の司法蹂躪などの暴挙がこれ以上見過ごすことはできない状況に達したとし、「われわれの闘争は断じて退かない。今は戦うのが勝つ道」と話した。

 また「第1野党の代表として、また国民の1人として文大統領とこの政権に抵抗するために、この場に臨んだ」とし、「文大統領とこの政権は国民の苦痛から目を背けた。国民の怒りと抵抗を踏みにじって独善と傲慢(ごうまん)の暴走を止めなかった」と批判した。

 チョ氏に対しては、最後の通告とした上で、法務部長官を辞任し、検察の捜査を受けるよう促した。

 また黄代表は国民に向け、「文在寅政権の暴政を防ぐには国民の皆様が共に戦ってくださらなければならない」と呼びかけた。

 黄代表は「韓国を守り、自由民主主義を守り、国民を守るために私の全てのものをすべて捧げる」とし、「私がすべてをかけて先頭に立ち、勝ち抜く」と話した。 

 韓国第1野党の代表が丸刈りにして抗議行動を行うのは今回が初めて。チョ氏を巡る疑惑に関連し、政府・与党に強い抗議のメッセージを発する意図があるものと受け止められる。

 同問題への抗議のために、10日に無所属の李彦周(イ・オンジュ)国会議員が国会前で髪の毛をそったのに続き、11日には自由韓国党の朴仁淑(パク・インスク)国会議員が頭を丸め、チョ氏の解任を求めた。

 黄氏は丸刈りにして抗議することで、黄氏のリーダーシップを疑問視する党内外の声を払拭(ふっしょく)する一方、支持層を結集し、与党に対するより強力な対決姿勢を示したものとみられる。