4回、左越えに先制の27号ソロを放った鈴木(右)

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 ◆巨人―広島(14日・東京ドーム)

 広島・鈴木誠也外野手(25)が打席の中でフォームをコロコロ変えるカメレオン打法で天敵を攻略した。4回2死で2番手・高木から27号ソロ。2013年の初対戦から8打数1安打に抑えられてきた左腕を攻略し「タイミングの取り方を変えながら、うまく対応することができました」と振り返った。

 初球にインハイのボール球で内角をえぐられると、2球目からは巨人・坂本のように左足を大きく上げるタイミングの取り方に変更。ボール、空振り、ファウルの順で2ボール2ストライクと追い込まれると、今度はノーステップのフォームに切り替えた。外角のチェンジアップを見極め、フルカウントになった後、145キロの内角直球を左翼スタンドに放り込んだ。

 鈴木は普段から打撃フォームについて「皆さん(記者)が書きやすいペンに替えるようなものです。打ちやすいフォームがあれば変える」と柔軟な考えを持っている。人一倍の工夫と探究心が、鮮やかな放物線となった。